『弟の飼いならし方教えます！！』

なんてタイトルがコミック発売一覧に出ていたら、脊髄レベルで検索にかかるじゃないですか。出版社も見ずに。
そしたら......そしたら......。
同じ書名で我々向けの単行本が出てくれませんかね。

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PSP『D.C.III Plus ～ダ・カーポIII～プラス』（角川ゲームス）

初出Windows版、現在アニメ放映中のD.C.IIIがPSP版で登場。
やっぱりアニメで見るルル姉は素敵ですね～。
出番も多く、優遇されているのも◎です。
しゃべっている中の人が、かつて「Giftにじいろホームルーム」で河原木志穂尊姉と対等に渡り合ったブラコン姉で、おとう党党員・宮崎羽衣賢姉であらせられることを思うと、一つ一つのセリフに特別な響きを感じてしまうのであります。

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『お姉ちゃんが来た ２』（安西理晃／竹書房バンブーコミックス）

2巻が来た！
弟を持つことに憧れ、念願の可愛い弟ができた一香お姉ちゃんは、片時だって弟のそばを離れたくない、四六時中監視、じゃなくて観察したい！
そんな弟LOVEが止まらない姉の姿を描く4コマ。
作品の柱となるのは、過剰に弟に構う姉の姿ということで我々の最も好む点ですが、サブキャラのルリルリ姉さんやマリナっちもいい味出して、姉漫画の魅力をアップさせています。

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『ちいさいお姉さん ６』（原作・マツダ靖／作画・ゆとり／電撃４コマコレクション）

今度はもう6巻。長編になってきました。
小さいお姉さんに需要があったってことでしょう、ハイ。
小さくて子どもっぽい面もあるけど、実は大人の考えも持っているし、良くも悪くも社会人らしい側面もあるし、結局弟くんは従えてるし（支えられてもいるけど）。
強力な姉オーラを出しているわけではないが、にじみ出る姉の雰囲気が好きです。

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『姉弟中毒 ～Sister Holic～』（URAN／富士美コミックス）

タイトルの語感がいいっすねぇ。
「中毒」の力強さ。「Holic」の病的感。
全姉連とはすなわち「姉弟中毒 ～Sister Holic～」患者の集団です。

二人の義姉とのハーレムな日々を描いた「姉僕シリーズ」収録。
姉オンリーというわけではないようですが、中心が同シリーズなので、姉好きはチェックしておきたい一冊。
収録作品のサンプルはpixivの投稿に掲載されています。

単行本新刊「姉弟中毒」サンプル♪ by URAN on pixiv

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『姉母姦系』（甲斐ひろゆき／富士美コミックス）

帯に「ブラコン姉から疼き盛りの母（以下略）」との文字を見つければもうこちらのもの。
収録作品のタイトルが

「LOVE Sister1」
「LOVE Sister2」
「LOVE Sister3」
「見上げてごらん」
「ママさんバレー秘蜜れっすん1」
「ママさんバレー秘蜜れっすん2」
「叔母ミルク」
「となりの若菜さん」
「あぁ...一人旅」
「誘惑の隣妻」
書き下ろし「その後の誘惑の隣妻」

と来たら、もう目を離さずにいられません。
ブラコン姉から上向きに趣味を持つ同志に。

『おおかみこどもの雨と雪』

2012年の姉アニメ映画の傑作、『おおかみこどもの雨と雪』Blu-ray/DVDが今週発売・レンタル開始。
元気いっぱいの雪お姉ちゃん、弱気で引っ込み思案の雨君は、半分おおかみの血を引く姉弟。
何かと手を焼く二人を女手ひとつで育てる母と3人家族の成長を綴る、感動の姉弟作品です。
私も今まで多くの姉作品に触れてきましたが、『おおかみこどもの雨と雪』が他と決定的に違ったのは、親の視点から「姉弟っていいな」と思わされたこと。
弟の視点から姉萌えを感じるのでもない。
重度のブラコンに病む姉を横から見てニヤつくのでもない。
幼い姉弟がすくすくと成長していく様子を見て喜ぶことのできるアニメでした。

「親の視点」とはまた、人の親となったこともない独身の小弟に何を言っているんだと突っ込まれたら言い返す余地もありませんが、しかしこの作品を見て姉弟を育ててみたいと思ったのは事実。
子育てがいかに大変かは、現実でもこの作品の中でもよく分かることですが、たとえその苦労と引き換えでも。
だって、家に帰れば姉と弟がリアルで家族として生活しているんですよ？
姉には弟を可愛がるよう言い含め、弟には姉を慕うようしつけて、仲良し姉弟に育て上げられたら、姉萌え人にとって最高の偉業じゃないですか！
このことに十年早く気付いて婚活にでも励んだらと思うと後悔するばかり。
この後悔を教訓に活かしてくれる若き姉萌え求道者達の奮闘に期待する。

話が飛びすぎましたが、『おおかみこどもの雨と雪』は面白いです。おすすめ。

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『恋の話と』（I.D.）

主人公が幼い頃、父の再婚によって出来た姉は、程なくして両親の離婚のため離れ離れになってしまう。
そして今、10年のブランクを置いて再会し同居することになった姉は、弟にベタベタする甘えん坊のブラコンお姉ちゃんに変身していて......というお話。

「天真爛漫な、甘えん坊お姉さん」である藤都早苗お姉ちゃん（CV：絢音遥）。

　創の父親の再婚により、再び一緒に暮らすことになった、一つ年上の女の子。
　明るくて人なつっこい性格からか、創の通う学園に転入してきてすぐに人気者になる。
　創に対して、今まで会えなかった反動からか、必要以上にベタベタと甘え、子供っぽい行動を繰り返しては、その度に叱られるのだが、あまり懲りてはいない様子。

　学園の卒業後、芸能人としてデビューすることが決まっており、その事を打ち明けられた創は、早苗の正体が周囲にバレないよう苦心することになる。

「お姉ちゃん、今日から裸族になって裸で生活する、というのはどうでしょうか？」

気になって体験版を始めてみたら、ブラコン丸出しの残念系お姉ちゃんですよ！
これはひどいすごい！
弟の匂いを嗅いで興奮する、
自宅では無防備な薄着姿、
まだ寝ている弟の寝室に侵入＋盗撮等々。
弟の入浴中に全裸で突入しては、照れる弟に「見た？　見た？　お姉ちゃんの裸見た?!」と弟セクハラ。
こういう暴走をかますブラコン姉が大好きなら、まず体験版でニヤニヤできます。

つかみは姉ゲーとして上々。
あとはストーリーが姉弟脱却型に陥らなければ言うことなしです。
タイトルに入っている「恋」の一文字が杞憂に終わってくれるでしょうか。

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『ポケットに恋をつめて』（青空ビスケット）

男子生徒の比率が低い学園で、存在感の薄い男子達が立ち上げた非公式部活動「ヒーロー部」を中心にした学園青春ラブコメ。
メインヒロイン4人のうちの1人が年上・篠原ゆりえおねえさん（CV：篠原ゆみ）。

一つ年上の幼なじみほわほわお姉さん。
甘えるのも甘えられるのも好きで、スキンシップ旺盛。 抱きつき癖がある。
おばあちゃん子であり、趣味が古くさくなりがちなのを少しだけ気にしている。
細かいことに動じない、スルースキルの高めなおっとりのんびり屋。

お名前が「ゆりえ」のお姉ちゃんと聞くと、どうしても尾道の神様お姉ちゃんを思い出してしまうのですが、こちらのゆりえお姉ちゃんも神様のごとき大きな器のおっとり姉。
おばあちゃんっぽいお姉ちゃん、結構じゃないですか。
一緒に縁側でお茶をすすったり、こたつに入ってみかんをむいてくれたりするお姉ちゃんなんていたら、一生お姉ちゃんと添い遂げます。

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『ラヴレッシブ』（スミレ）

可愛い肉食系乙女4人から同時に迫られる学園ハーレム系。
「年上のちっこい和み系世話焼きお姉ちゃん」の竹澄真桜お姉ちゃん（CV：上田朱音）。

いつもニコニコほわほわしている天然和み系の1コ上の先輩。
自分が抜けているのに面倒を見たい、お姉さんぶりたいと言うちょっと困ったお節介お姉ちゃん。
料理の腕前は竹澄家の板さん顔負けの腕前で、ポケットに常に菓子を隠していてぬくもりで半溶けした飴をくれたりする（悪気は無い）。
「要ちゃんの眉と眉の間にぎゅっと皺寄ってるよー？　ほらもっとスマイルスマイル。にぱーってにぱー」

メイン4人の中で最も小柄でお目目くりくりの子がなんと先輩でした。
一般論として、「お姉さんぶりたい＝素ではお姉さんぽくない」と言っているものなので、姉萌え的には自ら高いハードルを課したことになりますが、このハードルがクリアできていれば当然評価はアップ。
料理が得意、は姉キャラ的にポイント高いですね。
料理ができる、ご飯を作ってくれる、ってのは、それだけの意味にとどまらない、象徴的なアピールポイントなのです。

これは......!!

　

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『デデンデン！』（One-up）

人工知能の暴走により各国の主要都市が瓦礫と化した、ターミネーターのような近未来。
崩壊した秋葉原で生き抜く主人公とヒロイン達を描く、横スクロールアクション。

トップヒロインが幼なじみにしては堂々と「主人公の姉」として紹介されています。
美幸お姉ちゃん（CV：和葉）。

主人公の幼馴染。ほぼ家族。
美幸は、秩序さえ失った世界で「道徳と正義」を自分の心に誓っている。
breakdown後の戦火の中で主人公と共に嬉子に拾われた。
一つ屋根の下、放置環境に近い状態で育てられ、今は崩壊後の東京、秋葉原周辺で発掘屋「21世紀でんでん」を切り盛り。
崩壊前の「人口遺物」を仕入れ、販売を行う。
遺物である家電や精密機器、軍事用品などのサルベージ（発掘）する。

主人公に対して、何かと面倒を見たがる。
芽生えたほのかな恋心に反し、主人公とは絶対に結ばれる事が出来ないと感じてもいる。
理由は「自分の生が長くない」と勘付いているから。

世話焼き幼なじみお姉ちゃん！
実姉に恵まれなかった男の、次の望み。（それすら叶わなかった自分）
「芽生えたほのかな恋心」が姉弟原理主義に抵触する可能性もありえそうですが（全姉連のポリシーは「お友達＜恋人＜姉弟」です。）、彼女の弟愛の深さを表すような身体を見ていると取るに足らない事情に思えてきます。

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『わがままミルクDEしてあげる エッチなお姉さんたちとのドピュドピュホームシェア生活』（アトリエかぐや）

ワケあって宿無しになってしまった大学生の主人公。
遠縁の親戚にすがって行った先は、ムチムチお姉さん４人が住むシェアハウスだった。
主人公、大ピンチ（アトリエかぐや的な意味で）！

その遠縁の親戚である神部ななこお姉さんが、瞳、髪の色、久しぶりの再会など、今にもアイアンクローをしてきそうな国民的お姉さんの姿とダブって見えて、大変気になります。
他には、のほほん優しいお姉さん、おしとやか系豊満お姉さん、頭にビが付く貞操観念の低いお姉さんが登場。
難しいこと抜き、年上お姉さん達に囲まれてイチャイチャのお気楽実用系ですね。

『ネコあね。 6』（奈良一平）

『ネコあね。』ついに完結です。
寂しくなるなぁ......。
ネコの身でありながら人間のお姉ちゃんになりたいと張り切る杏子姉ちゃんの一挙一動が可愛く、いとおしくて、思い入れのある作品。
血のつながりのない（彼女にいたっては種族のつながりもない）姉と弟だからこそ見えてくる姉弟の本質、姉の思いやりを浮かび上がらせた素晴らしい漫画でした。ありがとうございました。

書き方がぎょうぎょうしくなったかな？
読むとほっとする、「お姉ちゃんっていいよね」と思える優しい漫画なので、もしスルーしていたなら、この機会に1巻から読んでみてください。

＜関連リンク＞
拙著・会報第14号にてレビュー。

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『Kiss×sis 11』（ぢたま某）

DVD同梱版の表紙が夕月無双状態！
アニメの方も夕月先生家庭訪問回で、あこ姉りこ姉アッカリ～ン状態？
私の中ではすでにあこ姉りこ姉が正妻、夕月先生が愛人という設定なんですけれども。
姉以外に浮気したくなる漫画は珍しいです。

通常版の表紙漫画も楽しい。