今週のお姉ちゃんチェック
「妹キャラでも姉妄想する」シリーズ、次のターゲットは『ケメコデラックス!』の小林タマ子ちゃん。
姉妄想が成功すれば、これすなわち呼び方が自動的にタマ姉になるわけで、こいつは頑張らねばと張り切っていたのですが、なかなかの強敵。
ドタバタを繰り広げる主人公にフライパンでツッコミ入れるような役柄にとどまり(原作ではどうなのかは知りません)、内心の掴みにくいキャラクターなのが原因か?
目に留まるような兄妹愛があれば、姉弟愛変換も可能なのに、それもかなわず苦労しています。
プロへの道は険しい。
そんな姉妄想に難儀する中、『かんなぎ』第八幕 「迷走嵐が丘」ではナギ様が仁のお姉ちゃんになる妄想シーンが出現。
「しかし、妾は仁の姉じゃぞ?やらしいのは姉さんをそのような目で見る仁の方ではないのか?」
のセリフに始まり、さんざんエスカレートした挙げ句ベッドの上で姉弟の体が重なるシルエットまで描くという神をも恐れぬ所行まで。
どう見ても必要以上に気合いの入った描写、2分間にも及ぶ長編妄想に姉属性一同大喜びのシーン。
倉田先生ありがとう…と思いきや、エンディングで現れた文字は「脚本 本田透」でした。納得!!
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『君が主で執事が俺で』第2巻(白猫参謀・皇ハマオ/角川コミックス)
鳩ねぇの表紙だけでも相当な価値ある1冊。
もちろん内容も1巻にも増して楽しく面白く、白猫先生さらにエンジンがかかっている様子です。ハト派必読の書。
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『アットホーム・ロマンス』(風華チルヲ/まんがタイムきららキャラット連載)
弟に悪い虫が付きそうになるとあたふたするのは、小姑予備軍である姉の常。
逆に、姉に悪い虫が付きそうになったら弟はどうするのか!?
例えばこんな感じに…
姉の元に届いた一通のラブレター。
何の素振りも見せない姉にやきもきする竜太朗。
あんな姉に彼氏ができるなんてあり得ないと自分に言い聞かせるが、不安と嫉妬は限界を超える。
竜太朗は心が決壊し、ついに姉に禁断の言葉を……
姉は必死に抗う。
ふたりの行く末は!?
おお、なかなかこれは面白そうな。
こんな感じのストーリーが読んでみたくなりました。
チル先生、どうっすか!?
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はじめに言っておきますが、このサイトは全姉連であって、全M連ではないのですから、いくらアトリエかぐや様の作品といっても取り上げませんよ?大体、主人公は女子校に赴任してきた新任教師で、初日からハプニングが重なって学生達から変態のレッテルを貼られ、ちびっちゃうほど色々されちゃうなんてシチュエーションのゲームを姉ゲーと認めるのはちょっと筋違いだと思うんです。メインヒロインの学生3人のうち、クラス委員長の吉乃川由梨菜様が「親分肌で男気のある性格」なんて言われたところで、命令されちゃったりすることを夢見たりとか、そんなことは全くありませんし、サブキャラクターのファミレス店員・ララ様が「口調は優しげだが、やることはエグイお姉さん」と説明されても、「エグイことってどんなのだろう、エグイことって…」と想像したりとかもできません。だから、体験版ダウンロードできるからといって、わざわざダウンロードして可愛い教え子達に言葉で責められて喜んでいるなんてこともありません。まあ、気の強い女の子に上から何か言われることが快楽に変換できるような、いじめられ慣れている弟さんならプレイしてもいいんじゃないでしょうか?そういうわけなので、本作に関して紹介することは一切見送らせていただきます。悪しからず。