今週のお姉ちゃんチェック
DVD付き限定版 Kiss×sis第4巻の公式予約締切は3月31日です。急いで!
予約無しでの当日突撃がリスク大であることは前回で実証済み。
amazon、ヤフオクでは今もプレミアム価格が付いています。
さて、キスシス公式サイトでそのアフレコ後の声優さんコメントが公開されました。
「今回はちょっぴりドキドキする言葉も」
「前回よりもさらに過激な内容」
次も色々な意味で期待して良さそう。
そして、さらに驚きの情報が!
3月26日から、webラジオ「kiss×sis ゼロから始めるラジオ」(「Yahoo!動画」内)が始まるとのこと。
ラジオを始めるなんて、やる気バリバリじゃないですか!
これはコミック付属DVDにとどまらない展開を考えていたりするのでは…?
どこまでビッグになってしまうのか、僕のあこりこお姉ちゃんズは。
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姉☆孕シリーズ三度見参!
なんでも、「シリーズ累計6万本ヒット、アニメ&ゲームシリーズ累計13万本ヒット!」だそうですよ?そんなに稼ぎ頭になっていたとはつゆ知らず。
今回のストーリーは、初代姉☆孕に則った「1週間以内にお姉ちゃんを孕ませなければDeath」。
そして今度のお姉ちゃんは、夫と死別した未亡人の寮母さん。
ヒヨコ柄のエプロンを身にまとい、玄関先で竹ぼうきをサッサカサしているような、あの国民的未亡人タイプです。
その名は荒本那美お姉さん(CV:風華)。
本作のメインヒロイン。 学校の寮の管理人をしている優しくて綺麗なお姉さん。 (中略) 和矢とは元々ご近所さんで、幼い頃から知っている。 結婚していたが、夫の健一とは死別している。 その後で、丁度祖母がしていた学校の寮の管理人を任されることになる。 夫と死別してそこから立ち直らせてくれた和矢に想いを寄せているものの、生徒みんなに慕われているので和矢だけ特別扱いできないことと、年の差を気にしてなかなかいい仲になれないのを悩んでいる。 そこへ登場した死神・瑠音に和矢の死を告げられて一大決心。和矢を助けるためという名目で、自身の想いを遂げるべく和矢の子供を妊娠しようと奔走する。
単純な寮母さんではなく、きちんと幼なじみ設定も付加されていて、実姉ではなくとも十分それに準ずるヒロイン。
お約束の孕ませ計画始動のシーンはこんな感じ。
那美「わかりました。私が和矢君を助けます。私が……和矢君の子供を、妊娠します……!」
瑠音(死神)「えぇえええええっ!? 那美お姉さまがそんなことする必要ないですよぉ!」
和矢「いいの那美さん!? やったぁ!」
「物腰穏やかでおしとやかな姉」対「お調子者でスケベな弟」の構図でしょうかね。
今作の死神役は尊大+おっちょこちょい+お姉様好き。
那美さんを巡って奇妙な三角関係か?
作画はすめらぎ琥珀先生。
今週3月27日はダウンロード販売開始で、来週4月3日はパッケージ版販売。
店頭販売のパッケージ版では、リリススタッフ憧れの初回特典というA3版お風呂ポスター付きとのこと。
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『茉莉子さん家の性事情 伯母さんは僕のモノ』(ういろうそふと)
ういろうそふとのオカシハジメ氏といえば、昨年の夏コミにご本人が直接全ママ連にお越しになって、挨拶をされていかれたという話がありました。
(RENNOS 過去ログ2008年8月25日付け参照)
あんなマニアサイトに取り上げられることを目標にされていたとは、なんと物好きなお方よのぅ……
と思いながら、内心「次は『お姉ちゃんは俺専用』を作って!」と念じていたのです。
そして今週、ういろうそふとの新作が出ます。
それが『茉莉子さん家の性事情 伯母さんは僕のモノ』。
伯母さんかッ!?
と早合点するなかれ。
実態は母&姉です。
性格設定は「M母」と「S姉」。ひょひょひょー。
いつものようにママキャラに関して言及すると「俺のママに関わるな汚らわしい」と西から苦情メールが来るのでそちらは省略するとして、S姉こと韮沢秋音お姉ちゃん(CV:ももぞの薫)の紹介文。
啓一と茉莉子の一人娘。愛称は“あきねぇ”。 色っぽい従姉のお姉さんで、武瑠の初体験の相手でもある。 少し自己中心的なところがあり、わがまま。武瑠と仲が良く、いつも引っ張り回して楽しんでいる。 大学卒業後に先輩と結婚して家を出ていたが、今は離婚して実家に戻ってきている。 現在、コンパニオンや雑誌モデルなどの仕事をしている。
出戻りお姉ちゃんなんですが、細かいことは気にしない。
大事なのは、主人公を弟として可愛がってくれるかどうか。
その点は、サンプルボイスの4番・6番・7番できちんと証明してくれました。
S姉とは言っても、紹介文やサンプルボイスを参考にする限り、イジメ系ではなくイジリ系のお姉ちゃんと捉えるのが正しいかも。
そんな印象を抱きながら10番のボイスでちょっとだけピクッと背筋が伸びました。
こちらも作画はすめらぎ琥珀先生。
今週は2本同時にすめらぎ先生祭りです。
先生描き下ろしのコミックと、アナザーストーリードラマCD付きで税込み4200円とはお買い得な。
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『ワルキューレ調教・ザーメンタンクの戦乙女10人姉妹』(MBS TRUTH)
よくある「ワルキューレ系」かと思って素通りしそうになったんですが、驚きの設定がそこに。
キャラクター紹介から真っ先に見て回るんですが、主人公との続柄がほとんど「姉」なんですよ!
どういうこと、これ?とストーリーを読んでみたら…
女しか生まれないはずのワルキューレ姉妹に男が生まれてしまった。しかも末っ子として。
すなわち、女ばかりの姉妹の末弟が主人公。
そういうことでした。
主人公との続柄で姉と明記されているのは8人。
「ワルキューレ姉、ちゃんとしようよっ!」状態です。
しかし、中心的なテーマは、強く気高いワルキューレ達をあれこれしちゃおうみたいなものだと思われるので、姉弟愛を求めるのは厳しいか?
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勇者と戦いを繰り広げてきた魔王(主人公)が、自作の秘薬でなぜか女の子に変身してしまった…!
という性転換モノ。
最近は女装モノが幅を利かせる中、どちらかというと性転換モノの方が好きな総裁です。
主人公の魔王さま・ラスティに、一つ年上の幼なじみ+婚約者の従姉さんが登場。
その名はリーザさん(CV:民安ともえ)。
ラスティのひとつ年上の従姉妹。幼馴染にして婚約者。
たまに魔王城を訪れては無理難題を言いつけてくるわがまま女王様。
しかし根はいい子で、わがままを言うのは気を許している証拠であり、
決して悪意があるわけではない。
両親はおらず祖父 (長老)に育てられ、昔から姉弟のように育ったラスティと
その部下・ルカートのことを家族のように思っている。
「婚約者というのはほとんど名目のみで、ラスティは好みのタイプじゃない」
と表向きは言っているが、実は昔から一途にラスティのことを想い続けている。
目的のためには手段を選ばないタイプ。
戦闘要員ではないものの、秘められた魔力は高い。
決して派手さはないが、ほんわかと「良いお姉ちゃんだな…」と思わせる巧みな紹介文。
主人公を振り回すタイプかとイメージしていたら、サンプルボイスでは「構ってよぉ~。相手してくれたらぁ、すっごいコトしてあ・げ・る」とか、無視されるとすねたりとか、人なつっこさを思わせるセリフが続きます。可愛いお姉ちゃんですこと!
リーザお姉ちゃん編の体験版もあるので、気になる魔王ちゃんはダウンロードへ。
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『がく×ぶる 第2巻』(本田透著/挿絵:相音うしお/集英社スーパーダッシュ文庫)
女性アレルギーのために、女の子に対して“がくぶる”してしまう主人公を取り巻くラブコメ。
かーずさんから直々のご指名で推薦されてしまうほどの、正真正銘姉ノベルでございます。
(ちなみに「かーずブログ」のこちらの記事(本田先生へのインタビュー)が作品の雰囲気を掴むには持ってこい。)
すみません、まだ手つかずなんですが、鉄板であることはあらかじめ言っておきます。
第2巻の本文の紹介だって、こんなシーンが選ばれているんですよ?
「……しょうがないわねえ。最後に一つ質問をしてあげる。正直に答えたら、解放してあげてもいいわよ」
「な、なんだよ?」
「質問です――綺麗なお姉さんは好きですか?(にこり)」
「ぐっ」
いつもにやにや笑いを浮かべて俺を嘲笑している姉貴が、こんな邪気のない笑顔を弟に向けてくるなんて。 狂おしいほどに、かわいい。
思わず荒々しく摘み取ってしまいたくなるくらいに、いとおしかった。
性欲とかときめきとかそういうレベルを超えて、美千緒はウテナの華奢な身体を抱きしめたいという熱い衝動にかられそうになる。
だが、実行はできない。
だって、この人は血を分けた俺の姉なのだ。
美千緒が(あう、あうあう)と口をぱくぱくさせていると、ウテナはうらめしそうに美千緒を睨みつけてくると、
「……好きだって言ってくれないの? 冷たいのね……くすん」
潤んだ目を充血させ、わき上がってくる慟哭を押さえるかのように鼻を小さくすすった。
(おわっかわいいっやべっちょっまっ)
弟をからかうための悪しき演技とはわかっていながら、美千緒は一瞬怒濤のような多幸感に襲われて昇天しそうになった。というか、昇天した。
どうよ?名実ともに姉がメインヒロインであることは明々白々でしょう?
これが、本田先生の姉にかける本気。こんなシーンが本当にお得意であります。
なんて言うかなぁ、姉萌えシーンに突入すると、本田先生ご本人のスイッチが入ってしまうんでしょう、きっと。
まだ若い中高生は姉キャラへの食いつきが良くないから、姉を書かせてもらいにくい、みたいな話を伺った事がありますが、これだけぶっ飛んだ…いえ、良質な姉萌えシーンなら、属性を問わず楽しませる力があると思うんですけどね。
もし中学生のときに読んでいたら、その時とっくに開花しちゃってたんじゃないかなぁ。
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『あねとむち』(春日旬/メディアファクトリーMFコミックス)
日夜シスコンに励む諸弟ならば、一度や二度は「アメとムチ」を「アネとムチ」と聞き間違えた上、その聞き間違いを軽く想像してぞくぞくっと(良い想像か悪い想像かは各人の性癖によります)したことがあるかと思いますが、そんな言葉を漫画のタイトルに使って我々を釣ろうというこしゃくな真似をしてくれたこの1冊。総裁も釣られました。
美人!眼鏡!優等生!おっぱい!と四拍子揃った女子高生・九条愛。
しかし彼女は「双子の弟・友樹のウソを見抜く目を鍛える」という勝手な教育方針により、友樹の日常にさまざまなトラップをしかけまくる超変人だった!
愛のウソを見抜けばアメをゲット、ただし失敗すればムチでシバかれる!
そんな文字通り「アメとムチ」な生活を強いられる友樹の明日はどっちだ!?
ついに登場、全弟が「こんな姉弟愛はイヤだ!」と泣いた(?)ハイテンションコメディ!
<ポイント>
お姉ちゃんです! ムチムチです! ボインです! さらにムチ持ってます! たまにアメくれます!結構コスプレ好きです! 「俺も本当はお姉ちゃんが欲しかった…」というお兄ちゃん! 「姉ちゃんいるけどイイことない…」という弟さん!どちらにも読んでいただきたい! ムチムチなお姉ちゃんがムチでムチムチですから!
シスコンだブラコンだ、ではなく、姉の奇行に振り回される弟のスリルに満ちた日常を描いたギャグ全開の漫画。
日々の生活に潜む罠にかからないよう、愛姉ちゃん(双子の片割れ)は弟に対し、さまざまな罠を仕掛けます。
罠を見破ればアメが、引っかかれば容赦なくムチが飛ぶ、優しさと厳しさ両極端を併せ持つお姉ちゃん。
弟をしっかり教育しようとする、(間違った方向に)熱意のあるところが姉らしいとも言えますが、本作で最も姉らしさを感じるのは、理不尽極まりない理由と理屈で弟に君臨するその姿じゃないでしょうか!?
「お姉ちゃんはお姉ちゃんだから偉いのよ」的な、有無を言わせぬ態度に惚れ惚れします。
しかも、それがずば抜けた知力・体力に裏打ちされているから、弟としては全くかなわない。
かくして、絶対無敵お姉ちゃんVS無駄にあがく弟の構図の出来上がり。
ここが面白さの肝です。
◆
なぜか姉属性と併発することが多い女装属性ですが、そうした人種向けと思われる1冊。
「だって僕が好きなのはお姉ちゃんだもんっ!!」
売れないエロ漫画家、満夜大黒堂の趣味は女装すること。姉への赦されない愛がカタチを変えて女装という行為へ走らせていた。ある日、偶然姉に女装姿を見られてしまった満夜はそれまで抑えていた感情が爆発してしまう。戸惑いながらも弟の想いを受け入れる姉。しかし「キスだけはダメ…」。そして妹もまた兄に禁断の恋心を抱いていた…。
いきなりの告白に続いて女装趣味をさらけ出し、姉への禁断の愛を遂げてしまうという、怒濤の紹介文。
表題に準じた「姉と女装と○○○」のタイトルで統一された12本の長編作品で、読み応えあり。
第1話から主人公が「お姉ちゃん大好き」宣言をするなど、姉モノとして十分な1冊です。
登場ヒロインは他にも登場しますが、やはり一番輝いているのはお姉ちゃんです。
◆
『E.M.S 総天然最強お姉ちゃん』(横山ミチル/メディアックス)
形態がよく分かりませんが、DMMの電子書籍で連載されていたシリーズを単行本化、ということでいいのかな?
全8話のうち、最初はこんな紹介。
「主人公は女子大生の姉とその友人たちと、日本海のリゾートに遊びに来た。海で姉の友人たちにもてあそばれる主人公。海中に逃げ出すと姉が追って来た。ダイナマイトボディーの姉はからだを密着させてくる。」
最終話は
「ついに本当の姉の気持ちを知ってしまった、弟。姉の胸に飛び込んで行く…。」
と、ここまでたどり着くようです。
紆余曲折ありながらも、姉弟愛を貫く昼ドラ的展開?