『もっと姉、ちゃんとしようよっ！』（CandySoft）のWEB体験版を、先週末やっと最後までプレイしました。

優しい姉さん、楽しい姉さん、可愛い姉さんたくさんに囲まれて、これぞ望んでやまなかった姉ライフ......！
しかし、主人公の心に残る癒えない痕。
３年ぶりに帰ってきた弟を喜んでくれる姉たちと対照的に、帰ってくるんじゃなかったと苦悩する弟。
積もり積もった思いをすべて吐き出させ、きれいに洗い流したのは......やはり姉の愛でした。

ゲーム全体から見ればプロローグに過ぎないはずなのに、もうエンディングを迎えたかのような盛り上がりを見せてくれましたよ、これ！
行き過ぎたブラコンで笑わせる方向性の姉ゲーではなく、家族愛に真っ正面から取り組んだ作品で、うっかり感動を勝ち取られてしまいました。
姉と弟でなければ、家族でなければ不可能なストーリーやシーンの連続で、どこからどう見ても姉ゲー。
その上、学園モノ要素もちょうど良い塩梅に織り込まれて、開放的な世界観になっています。

大変きれいにまとまった体験版ですが、あのお姉ちゃんのあの行動は一体どういう意味なのか？　といった伏線もあちこちに張られたままで、いやでも続きが気になる罪な仕様。
発売までもう１か月を切ったというべきか、まだあと１か月もあるというべきか。

あまり書きすぎるとこれからのプレイヤーの楽しみも奪ってしまうので、「とりあえずやっとけ」ということで。

プレイ後、このイラストの味わいが倍増しました。

◆

『鬼灯さん家のアネキ 1』（五十嵐藍／ヤングエース連載）

ヤングエース誌連載『鬼灯（ほおずき）さん家のアネキ』に、シスコンの弟にイタズラをする悪い姉がいるとの情報を聞いていましたが、今週末、単行本の形でついに検挙できる模様。

Wikipediaのまとめとイメージ検索で概要把握。

高校生の鬼灯吾朗には、血のつながっていないアネキ・鬼灯ハルがいる。わがままでエロいハルと、そんなハルにイタズラされて悔しいけど感じちゃう変態吾朗が織り成す変態シスコンコメディ！！

姉は弟をいじるのが好きなブラコン、弟は姉にいじられるのが好きなシスコン。
パズルのピースとピースががっちり噛み合うというか、凸と凹の文字がぴたっとはまるというか。
気になるのは、変態と呼ばれて喜ぶ弟の方。
......同族の匂いがするから！
お姉ちゃんにイタズラされて喜んでしまうのは極めて正常ですが、世間がそれを変態と呼ぶなら甘んじてその称号を受けたい。

ということで、通常より5割増で弟に感情移入して読みたいと思います。

３人目のアナタの「彼女」が立体化、「ねんどろいど 姉ヶ崎 寧々」で遊んでみたお！（ミカタンブログ）

そりゃ４パターンすべて写真貼りたくなるって！（言い訳）

寧々さん版のねんどろいど、ご覧のように出来上がっているようです。
良い仕事しやがって......
４体買って、４パターンの顔にして常時並べなさいとでも？

最もけしからんのは、この怒り顔。

怒ってる？
怒ってるよね、ぷんすかと。
でも怒ってないと思う。本当は。
この寧々さんは怒っている時の顔なんだけど、本当は怒っていない。
あれ、でも怒っているかも。
怒られたい。
本当は寧々さんに怒られたい。
こんな顔をして怒ってくれるのは、お姉さんとして僕を心配してくれているから。
このぷくーっとふくれた顔の裏に隠された寧々さんの心を想像すると、未熟な年下彼氏の総裁は狂おしいまでに愛おしい気持ちになるのです。

結論：怒り顔寧々さんが萌える。

4月期は『kiss × sis（キスシス）』テレビシリーズ化はもとより、
『迷い猫オーバーラン！』
『WORKING!!』
『B型H系』
『裏切りは僕の名前を知っている』
『けいおん！！』

いずれも実姉もしくは実姉に相当するお姉ちゃんが登場するアニメ多数で、思ったよりもお姉ちゃんの出番が少ない作品もありましたが、まあそれでもほぼ毎日のように楽しみがあったわけで、我が世の春を謳歌していたのです。

しかし、７月期は悲惨な姉アニメ状況。冬到来。

学園の先輩派には『アマガミSS』、軍隊的上官派には『ストライクウィッチーズ2』など、広く年上を含めれば期待作はあるけれど（個人的にも期待作）、"お姉ちゃんと弟"に絞ると全滅のような気がするのです。
見落としがあればぜひタレコミを。

かろうじて、『屍鬼』（フジテレビ、関西テレビ、東海テレビ、BSフジ）のキャラクター紹介に「姉弟」の文字を発見。
『屍鬼』について全く知識がなかったので、Wikipediaを参照してみると、原作では登場人物が150人を超えるとされるも、主要人物としての扱い。
その姉弟は田中かおるお姉ちゃんと弟の昭。

田中かおる姉お姉ちゃん（CV：長嶋はるか）は、

昭の姉。恵みの気持ちを思うなどナイーブな面を持っていて、昭の行動力に押され気味ではあるが一緒に行動している。 しかし大事な局面では長女らしい行動力を見せる。

ブラコンの匂いはしませんが、"一緒に行動している"は大きなポイント。
『裏僕』の叢雨姉弟も、一緒にくっついて登場しているのを見ていて和みましたよねぇ。

弟の昭クン（CV：川上慶子）は、

かおりの弟。少年らしいまっすぐな勇気と行動力を持ち、夏野と一緒に村の事件の真相に迫ろうと行動する。

こちらもシスコンの気はなさそうに見えますが、お姉ちゃんと仲良くさえしてくれれば多くは望みませんよ。

...と、姉的には何とも寂しい夏になりそうですが、引き続き『刀語』の七実お姉ちゃんと『けいおん！！』の律姉、『裏僕』の叢雨姉弟に期待を込めて強く生きていきます。

EMOTION the Best『sola』DVD-BOX

蒼乃姉さんがbest版DVD-BOXで帰ってきたっ！！

2007年春のテレビ放映から３年。
しかし未だ衰えないsolaの記憶。
古くからの諸弟方には基礎教養ですが、ここ１～２年で姉属性に目覚めた新人シスコン君ならば、今からでもぜひ観ておきたい姉アニメです。
当時DVD-BOXには手が出せなかった貴弟でも、EMOTION the Bestシリーズでお求めやすく。
amazon価格では驚きの6061円。
週末、夜通しで一気に観るのもいいかも知れません。

◆

『あまあね』（PeasSoft）

ぼろい学園寮の寮生兼管理人の主人公は、だらしない義姉２人から甘えられる生活をしていたが、ある日、学園寮が取り壊されることを告げられ......というストーリー。

お姉ちゃんに甘えるのも好きだが、甘えられる方も大好き！、姉ちゃん達まとめて俺が面倒見てやんよ！的な頼れる弟気質の持ち主には特に注目すべき姉ゲー。
自分？
んー、そこまでカッコイイ気概はないけど、お姉ちゃんの命令には絶対なので、甘えさせなさい面倒見なさいと迫られたらハイ喜んでと応えるの一択で。

同居しているお姉ちゃん二人の長女は八嶋乙女お姉ちゃん（CV：桜川未央）。

お互いが幼い頃、両親が再婚して家族になった、ひとつ年上の義理のお姉ちゃん。 ずっと「弟」 が欲しいと思っていたらしく、弟となった主人公のことを超溺愛している。 なにかあるとすぐに家族のスキンシップといってキスしてくる困った人。 学園では学生たちに人気で教師からも信頼されている生徒会長を務める優等生だが寮では、色々とだらしなさ全開で料理掃除洗濯、なにをやらせてもダメダメで全て主人公に頼りっぱなしの甘えたお姉ちゃん。

「家族だよ。キスなんか当たり前当たり前♪」

ずっと弟が欲しいと思っていたお姉ちゃんに弟が出来ると、本当に危険。
どのくらい危険かというと、ずっと弟が欲しいと思っていたら本当に弟が出来てしまって、以後溺愛し続けて弟の脱ぎたてジャージを履いてトリップしちゃう河原木さんくらい危険。
となると、ずっと「姉」が欲しいと思っていた人に姉が出来てしまうとどういう行動に出るんだ......？

ささ、話を逸らして、この乙女お姉ちゃんは外では優等生、うちではだらしない甘えたお姉ちゃんとのこと。
だらしないっていうと人間的にダメな評価ですが、そんなんじゃなく、つまりは相手に対して無防備無警戒、素の自分を見られても平気という安心感の表れでしょ？
だから、風呂上がりにすっぴんでくつろぐお姉ちゃんとか、寝起きでぼへーっとしているお姉ちゃんを見られる弟は本当に幸せなんだよ！　その辺分かってるの勝ち組どもは！？
軽くエキサイトしたところで、さらなる問題発言は、「キスなんか当たり前当たり前♪」の部分でしょう。
キスくらい当たり前と言っていると、次第にエスカレートして、とっても大変なことになることは、姉弟でキスばかりしている漫画を読んでいる諸弟ならば常識。

もう一人の義姉、八嶋恵お姉ちゃん（CV：民安ともえ）

乙女の実妹で、主人公にとっては義理の姉となる。 同じ学年だが誕生日が1日早いという理由でことあるごとにお姉ちゃんに頼れ、甘えろと姉風をふかせてくるが、超のつくドジ・不幸体質で実際は、主人公に頼りっぱなし・甘えっぱなし。 昔は、不良に絡まれ揉め事が多かった主人公を守ろうと始めた空手（主人公は十分強く、まったく必要なかったのに！）を今でも続けていて、部員が２人しかいない超弱小空手部に所属している。

「それなら、お姉ちゃんに任せておいて大丈夫！」

頼もしいんだかどうなんだか、分からないお姉ちゃん！
空回りお姉ちゃんってことだけは伝わってきます。
でも、弟を守るために空手を始めて今も続けているという部分は非常に光っていると思うのです。
結果的に弟に頼って甘えてばかりと言いながら、弟を守るために強くなろうとする姉の姿は、姉ゲーマーには泣ける要素ですよ？

同居する義姉の他に、メインヒロイン扱い？の高階なつみお姉ちゃん（CV：柚木かなめ）。

近所にある神社が実家のひとつ年上の幼馴染。
サバサバした性格で、新しいものが好きな優しいお姉ちゃん。
実家ではずっと弟と相部屋で、それがイヤだったらしく、学園入学と同時に八嶋荘に入寮した。
幼い頃は、主人公と一緒に空手道場に通っていて数々の大会で軽く優勝したりする天才的才能を発揮していたが足が太くなるのがイヤという理由で今はやっていない。
得意の空手はバカ弟へのお仕置きによく使われる。
密かに料理が得意だけれど入寮してからは、主人公に甘えて作ってもらうばかり。

「大輔が本当の弟だったらよかったのにね」

んんん？
主人公に対して優しいお姉ちゃんとして接してくれるのは嬉しいし、スペックも優秀なお姉ちゃんらしいけど、実の弟クンがいるならそっちも可愛がってあげればいいのに！
弟と相部屋がいやだったなんて、柚木さんはそんなお姉ちゃんじゃないはずだ！
（中の人とごっちゃにするな）
実の弟がいるお姉ちゃんと仲良くなるのは、タマ姉とくっつくタカ坊気分になるようで、複雑な思いもいたします。

以上のお姉ちゃん達の他にも、先生や準兄嫁など年上多めの構成で楽しそうな感じ。
大容量体験版の公開もされていました。

◆

『ボクラはピアチェーレ』（ad:lib）

主人公は、神社の家の息子・神木真理（かみきまさみち）。

学園入学初日の夜、賽銭泥棒と思って捕らえたのは、同じ学園の軽音部の少女。
突然ホームレスとなってしまった彼女は、主人公宅で居候することを提案される...
という「青春学園バンドラブコメADV」。

その居候となるメインヒロインは一つ年上の明日葉さくら先輩（CV：桃井いちご）で、他３人のヒロインのうち２人も同じく先輩というから、センパイ派にとってはたまらない仕様。
いつもにこにこ時々毒舌の鈴木絢香先輩（CV：桜川未央）が個人的には美味しいタイプです。

しかし、何と言っても本命は、主人公の姉、神木舞子お姉さん（CV：葵時緒）なんですけどね。
残念ながらサブキャラ止まりのようです。
楽しげなミニボイスドラマまでアップされているのになー。

◆

『きゃん☆フェス!! 』（ぱんぷきんソフト）

子どもの頃、『イタズラしても怒られないようにしてもらう』ことを条件に、迷い魔女を助けたことのある主人公。
10年を経てその条件が叶えられ、この便利な体質を享受するが、やっぱり元に戻そうと魔女を懲らしめることにする...という学園モノ。

メインヒロインの中に、紹介順位２位の従姉のお姉ちゃん発見。
豊姫みのりお姉ちゃん（CV：遠野そよぎ）

理事長の娘（主人公・仁の従姉妹にあたる）。 ほとんど一人で独占している第二調理部部長。 特権を堂々と行使して、勝手に学園内にカフェを開いてる。

学生会の副会長も兼任していて、対外的には立派で
かっこいい先輩を装っている。
が、素のみのりはコスプレや可愛い女の子、可愛い男の子とが好きな、
ちょっと痛い系のお姉さんキャラ。

オタクというわけではなく、
単に色々倒錯しているだけとの話しも...。

主人公にとっては多少の苦手意識はありながらも、
嫌いになれない『お姉ちゃん』。
主人公にだけ異常に優しく、世話を焼きたがる。
昔から主人公をべたべたに甘やかしていて、
あまりにも好意が露骨なので、主人公はかえって異性として
認識できていない。

他人に厳しく、弟に優しく。
痛い趣味？
お姉ちゃんの趣味なら何でも付き合いますって！
弟の世話を焼くのが好きなお姉ちゃんに悪い人はいません。
Getchu.comの紹介文だと、

彼にだけは異常に優しく、世話を焼きたがり、なんだったら毎朝パンツを履くところから手伝ってあげたいと思っているらしい。

ここまで世話焼きなお姉ちゃん。
「パンツを履くところから」って言うけど、その前に「パンツを脱がす」ところからお姉ちゃんに手伝ってもらうことになるよね？

◆

NintendoDS用ソフト『ラブプラス＋』（コナミデジタルエンタテインメント）

日本男子オトウト化計画、再始動！
ウン十万単位で弟を生み出した、今もっとも注目度の高い姉と言えば寧々さんをおいて他にありますまい。
初代ラブプラスから格段にボリュームアップしたという新作。
社会現象と言っていい程の作品なので、わざわざ全姉連で取り上げなくても周知過ぎるわけですが。
年上スキーの悪い癖で、寧々さんの姉要素ばかりに目が行っていたのを改め、L++ではもっと寧々さんの人間的な魅力に注目してプレイするのが目標。

と格好つけた言い方しておきながら、お泊まり旅行で寧々さんにゴロゴロ甘えたくてたまらない、ただの甘えん坊なんですが。

◆

『kiss×sis』1（Blu-ray/DVD）

TVシリーズ版も最終12話を迎えてしまいました。
一話読み切りの伝説の漫画に終わってしまうのかと思っていた6年前の俺よ、あこ姉りこ姉はここまで大きくなったぞ！
最後まで突っ走ってくれたキャスト、製作スタッフの皆さま、どうもありがとう！

そのTVシリーズ版BD/DVD第1巻が今週登場。
単行本付属のOVA版と何ら遜色ないクオリティが維持されています。
あこ姉りこ姉だけでなく、三国さん、桐生姉妹にも心惹かれてしまった浮気者の弟にも嬉しい内容。
数量限定生産版Blu-rayには、りこ姉の原作準拠縞々パンツ風クリーナーが封入。
これでリアルお姉ちゃんのいない貴弟も、「発作的にお姉ちゃんのパンツを握りしめて自分の部屋に駆け込んでしまったが、さあどうしようドキドキ」プレイが楽しめるということですな。

『Kiss×sis ドラマCD Vol.2』

ドラマCDも同時発売！

第7巻は2010年11月22日発売。
第4話は姉弟水入らずの温泉旅行のあの回。
今年はお姉ちゃんとの温泉旅行がブームな気がする！

『DCD』第８話配信開始 （田口ケンジ／Webコミック クラブサンデー連載）

淀君さんの攻撃で窮地に陥ったヤミ姉とクロ君。
絶体絶命のピンチを切り抜けるのは、姉弟同然の二人の愛！
クロに惚れ直したヤミ姉は、頑張った彼にご褒美を......
"異能者サスペンス"の側面も、姉漫画の側面も十二分に発揮された回でした。

お姉ちゃんのパンツに顔をうずめる映画があるとタレコミをいただきまして（ゲンマイさん多謝）、ハハハどんな曲解をすればそう言えるのかと思ったら、言葉通りそのまんまで驚くの巻。

『お姉ちゃん、弟といく』

森下なお（江口のりこ）は、女友達の梅野沙希（菜葉菜）と東京郊外でアパートをシェアして暮らしている。なおの25歳の誕生日に、田舎の実家を飛び出したという弟の康太郎（中村邦晃）が、突然訪ねてきた。妙齢女子２人と若い男の同居がはじまった－。初日の夜。なおは、衝撃的な光景を目にする。寝静まった居間の片隅で、康太郎が、なおのパンツに顔を埋め、匂いをアフアフ嗅いでいる。興奮しつつ、心と体の片隅が疼きだす、なお。翌日。沙希と三人で街に出かける。後ろからついてくる康太郎の視線は、なおの下半身に注がれているのか？　なおが濡れだす。かすかなリズムを刻む康太郎のバッグの中は、はたして隠しカメラが？！ 寂れたボーリング場で、なおはこっそりパンツを脱いで...。腰を低くして、腰をつきだして、ボールをレーンに落とすと、なおのスカートがふんわりと、弟を誘う。 あら見えちゃう！　ちゃんと見えてる？　ちょっと見てる!!　

おいおい、これって原作アトリエかぐやとかそんなん？？
何だかもう姉ゲーの実写化みたいなノリ。
お姉ちゃんのパンツでこっそり、の展開は姉ゲーマーにはおなじみのはずだったのに、実写化すると生々しいー。
弟も弟なら、姉も姉で、この姉弟一体何が目的なのかさっぱり読めません。
いや、映画の方向性自体どっちを向いているのか？　俺らか？

6月19日から7月2日までは、東京・池袋のシネマロサで上映。21時からの1回のみ。
映画業界のシステムがよく分からないのですが、2006年には既に制作されていて、あちらこちらで上映されていた様子。
7月16日にはDVDが発売されるとのこと。

『お姉ちゃんは３歳児！？ 』（巽飛呂彦／イラスト・ごまさとし／フランス書院美少女文庫えすかれ）

『お姉ちゃんは』の部分で、来た来た来た姉モノきたーっ！　とテンションが上がって、
『３歳児！？』で盛大につんのめった書名。
いやはや、美少女文庫さんは、どストレートに攻めてくる時と、思いっきりひねる時の差が大きいですな。
それにしても「３歳児」って！
周囲から姉属性・年上属性で通っている貴弟も、本棚にこれが並ぶと「属性変わった？」と疑われること必至。

「摩里沙、ひとりじゃ寝れないもん」
な～んて、涙目で言われたら！！！！
身体はオトナ、心は３歳。生徒会長も務めるマリ姉が、甘えまくりでイキまくり!?
（後略）　

もちろん文字通りの肉体的な３歳児ではなく心だけが３歳児なわけで、本当は17歳のお姉ちゃんが心だけ幼くなってしまった、という話の模様。
幼さをアピールする一方で、タイトル名に「お姉ちゃん」を掲げ、ジャンル分類でも「姉」を挙げ、そして編集制限ナシのえすかれレーベル。
編集長公認の"問題作"、果たしてどんな姉ノベルなのか？

◆

『あきそら 4』（糸杉柾宏／チャンピオンREDコミックス）

一般誌の限界に挑戦する、いや限界をとっくに超えている姉弟漫画『あきそら』の第4巻ですが......なんだか付いていけなくなっている自分がここに。
7月30日には、OVA『あきそら ～夢の中～』上巻が発売されるのですが、アキ姉ちゃんのキャストも変わっているし、なんで？　との思いも強く。

と、何となく複雑な気分で見守っております。
『あきそら』に求めていたものは皆それぞれ違った、ってことかも。

おしほラジオ第７回でスーパー弟タイム発動とのタレコミを受け（多謝！）、捕捉してまいりました。

お志穂さん、相変わらず残念なブラコンっぷりで何よりであります！

どこで話を聞きつけたのか、ラジオのゲストとかで行くと、スーパー弟タイム的なものを求められたりするの。
で、「あ、ホントいいんですか、しゃべって？」とか言って、しゃべるとどん引きなの。あれ、どうにかして欲しいよねぇ...(笑)
なんでだろ。
どうにかもなにも、弟の話はひどいから？
弟の話をしている私の状態がひどいから？
弟はひどくないよ！　当たり前じゃないの！
弟は超イケメンで、弟はいいんだよぉ。
姉が、ねぇ......

そういえばさ、この間さ、弟がリビングにパジャマとかジャージの...スウェット？　ジャージを脱ぎ捨ててたの。
で、脱ぎ捨てて、８の字になってたの。脱ぎたて、みたいな。
（履いたの？）
ええ、もちろん。
８の字になっててさ、足を突っ込めば履ける状態だったから、すっ、すっ、って、こうね、８の穴の所に足を入れて、しゅっと足を上げて、そしたらなかなか素敵な履き心地で、履いて一日過ごした。

ほら...どん引きでしょ？
もう、だからやりたくなかったんだよ！
妙ちゃん、帰ってきて！

...でね、ちょっと生温かかった。
弟のぬくもり......って思って、履いちゃった......(笑)
あ～、もう～、ここでも変態。だめだ...。

「弟の脱ぎたてジャージはっけーん！ → 履こう → 幸せ♥」
さすが姉さん、今日もキモカワ炸裂な体験告白。
履いてくださいと言わんばかりの脱ぎ捨てられ方だったから履いた。
このシンプルな姉理論の前に反論する余地はない。

放送のバックナンバー公開はないので、聴ける内にどうぞ。

『いいなり！ あいぶれーしょん』４（完結）（中嶋ちずな／ドラゴンコミックスエイジ）

うるるんじゅーしーお姉ちゃんラブコメ『いいなり！ あいぶれーしょん』の最終巻が発売。
長期休載の時期もありましたが、こうしてきちんと完結まで至りました。
世間では雫石ちゃんのおもらしが注目されてきましたが、まあそれはおまけ要素みたいなもので、薫子姉さんの色んな意味での壊れっぷりを楽しむマンガでありました。

6月9日発売と思っていたら、秋葉原ではもう店頭に並んでいたそうで。
週末は久々に秋葉原に出かけていたのに、パーツ屋ばかり巡っていたから気付かなかったよ、ちぇー。

◆

Wii用ソフト『Xenoblade（ゼノブレイド）』（任天堂）

モノリスソフトのゼノ系RPG新作。
"巨神と機神---広大な神の骸で繰り広げられる成長と創生の物語"。

プレイヤーキャラクターの中に、たくましいお姉ちゃんキャラを発見。
カルナ(Carna)お姉ちゃん（CV：渡辺明乃）。

「赦さない！ お前たちを壊し尽くすまで、私は戦う――！」

コロニー６防衛隊の隊員で衛生兵。心がつよく常に気丈に振る舞う女性。射撃を得意とする。

カルちゃん隊員！
と呼んだりしたら、強靱そうなボディで吹き飛ばされそうですが、これでも弟持ちのお姉ちゃんなのです。サブキャラクター紹介までチェックしておいて良かった。

弟はジュジュ(Juju)君（CV：羽鳥健一）。

「みんな臆病ものだ。僕一人だってやってみせるさ。」

カルナの弟。コロニー６の襲撃後、カルナとともに街の外のキャンプに避難している。

弟くん13歳で、お姉ちゃんは21歳の設定。
この年齢差だと、お姉ちゃんは弟のことを完全に庇護の対象として見ているはず。
で、弟の方はまだ向こう見ずな性格もあって世話の焼ける子どものようなキャラ？
姉と一緒に避難しているとのことであれば、登場する時は姉弟揃ってでしょうか。
RPGでの姉と弟は、肩すかしに終わったり、悲しい末路を歩んでしまったりすることも多くて、なかなか安心できないんだよなぁ。

昨晩、寝る前のことですよ。
ブラコン認定された姉声優さん方のブログの更新一覧をチェックしていたのですが、茅原実里お姉ちゃんのブログ・minorhythmに「弟」の文字を目ざとく見つけてですね、どんなことが書かれているのかと落ち着いて読んでみたら......

ひょっこりと実家に顔を出してきました

（中略）

今回私的に１番ウキウキだったのは、弟と一緒に寝たことです
色々と話せて嬉しかったぁ〜

（後略）

！！！？？？

一瞬、言っていることが分からなくて、もう一度読んだ。
「弟と一緒に寝たことです」って、日本語でどういう意味だっけ？　とか考えた。

ああそうか、みのりんお姉ちゃんは大好きな弟と一緒に寝たんだな、と意味が通じてから心に襲い来る興奮と羨望と...嫉妬？

仲睦まじい姉弟の微笑ましい一コマじゃないですか、ははっ......

皆さまいろいろなシーンを想像していらっしゃることでしょうが、総裁のイメージは、

「姉ちゃん、今日は俺のベッドで寝なよ。俺は床に布団敷いて寝るから。」
　↓
（弟の匂いがする...... ）
　↓
明かりを消して、暗い中でおしゃべりする二人
　↓
くしゅん！（弟のくしゃみ）
　↓
「ほら、お姉ちゃんのトコおいで。暖かいよ？」

ということにしました。
（悪気はないんです。ごめんなさい。僕の頭が悪いんです。）

＜関連リンク＞

ブラコン声優列伝・茅原実里お姉ちゃん編

ブラコン声優列伝・茅原実里お姉ちゃん編 おかわり

夏コミの当落発表が出ました。
全姉連は当選しまして、8月15日（日）東メ－54b です。
これで14回目の参加になります。こんなに長く続くとは。
新刊はいつもの姉レビュー本です。

隣の54aは、合体申込みで当選のRENNOS・全ママ連。
「姉魂っ」では、おっぱい増量の蒼乃姉さん本を自発的に出したセンセイなので、今度はおっぱい増量のあこりこ姉本が出したくなるよう催眠かけておきました。

いかんいかん、今月のコミックメガストアは音音先生の姉漫画掲載号でした。
夏も近づいていますし、そろそろ動きがあると嬉しいですねぇ。

◆

『Kiss × sis（キスシス）』DVD付き限定版第６巻

TVシリーズのお姉ちゃんズが可愛く描かれ続けていて、皆さま大満足の今日この頃をお過ごしのことと存じますが、今週はDVD付きコミックス第６巻の発売（6月4日）も控えているのでお忘れ無く。
TV版第７話で張られた伏線が生きてくるあの回です。
そう、エッチな本を持っていたことがバレて叱られる回です。
叱られるのはあこ姉の方ですが。
（総裁はあこ姉のムッツリ助平な性格が大好きです）

◆

今週は他に見当たらなかったので、キスシス以外の今期の姉アニメを総括してみる。

『迷い猫オーバーラン！』の乙女姉さんは、キャラクターとしては博愛系の素敵な姉さんであることは間違いないのだが......出番が乏しすぎる上に、たまに登場しても存在感が薄く残念でならない。
メインヒロインが３人もいて、そちらで手一杯なのは分かるけど...

『B型H系』の香月姉さんも出番少なめで残念なかぎり。
ブラコンではないが、色気づいた弟をいじる言動は姉っぽさがよく表れていて文句なしなのに。
仕方ないので、ブラコン声優・ゆかり姉さんの声を聞いて満足する番組と割り切りました。

『WORKING!!』は...ごめん、実は全話見てません。何回か録り逃して視聴ペースが落ちました。
お姉ちゃん達の出番が少ないように思うのですが、それはたまたま見た回が少なかっただけですか？

『裏切りは僕の名前を知っている』は今期のダークホース。
基本、女性向け作品なのでストーリーには興味が向かないし、男キャラが全部同じに見えるのに、叢雨姉弟だけは見分けが付くんだこれが！
登場シーンも多いし、登場する時は姉弟一緒のことが多く、姉目当てで見ている分には美味しい作品でした。

『けいおん！！』
「田井中聡、一日体験入部でりつ姉と姉弟愛のセッションの巻」みたいな話は当然無く、今までセリフ一言だけの出演とお寒い状況。
仕方ないので、「うちの姉ちゃん、オリコン１位を獲った今一番のガールズバンドにいるんだぜ！　今日もテレビで姉ちゃんの番組見るんだ」気分で放送を見てます。

『刀語』は、一話だけ、しかしその一話で恐ろしい強さを見せつけた七実お姉ちゃん。
今は弟と離れて暮らしていることだけが惜しい。
今後、姉弟相まみえることになるとか聞いていますが...？

まあ、良くも悪くも期待を裏切られる中、キスシスに負けず劣らず大活躍なのは『鋼の錬金術師』のオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将閣下。
冷徹冷酷で敵には情け容赦ない攻撃を仕掛け、強い信念を持ち勇猛を通り越してどう猛な性格の閣下にテレビ画面越しににらまれるだけで即姿勢を正し、自然とケツの穴が窄まります。
弟のアレックス・ルイ・アームストロング少佐と行動を共にし、姉弟で息の合った戦闘を繰り広げるシーンは何度見ても飽きない。
弟に全く甘い顔を見せないどころか、あんな弱男は自分の弟とは認めないという態度も、この姉上ならば許されてしまうのです。
あまりのカッコ良さに、某チューブでは「今週のオリヴィエ」を編集するブリッグズ兵まで現れ、閣下礼賛の熱は高まるばかり。
ハガレンの本命カプはオリ×アレで決まり。
（バイオレンスなカップリングだな）