2011-02-27 21:41

今週のお姉ちゃんチェック

3月6日は弟の日。

12月6日の姉の日にきちんと姉孝行した弟諸君、お返しに期待しすぎてソワソワしないように。
あまりにデレデレした報告をここですると、弟の日中止のお知らせが発せられかねないので要注意だ!



『あねコミ』井上和郎 (twitter)/白泉社ジェッツコミックス


amazon.co.jp


この漫画、数年前に一度載ったきりの読み切りだと思っていたら、不定期連載されていたなんて!
急いで我が家の姉収納庫から当時の切り抜きを引っ張り出してきました。

主人公は普通の男子高校生・鈴鳴涼太(17)と、彼の4歳年上の実姉で漫画家志望者・まな姉ちゃん。
お姉ちゃんは大手出版社にスカウトされ、女教師と男子高校生のラブシーンを描く仕事を引き受けてしまうが、経験のないお姉ちゃんは資料のため姉弟で先生役と生徒役を演じてみることになって......というお話。

姉に関して井上和郎先生と言えば、『美鳥の日々』豪快なお姉さんを描いてくれましたが、その基本的な絵柄は至ってキュート。

あねコミ

こちらが漫画家志望のロリ姉・21歳の姿。
まずこの時点でロリ姉派は購入決定ですね。

あねコミ

お姉ちゃんは女教師の役になりきって、大ノリで弟を誘惑し、体に触れさせ、キスを迫る。
しかし、お姉ちゃんは良い漫画を描くための資料として張り切っているだけ。
一方の弟はお姉ちゃんの可愛さに既に脳がやられているので演技と本気の区別がつかず、気持ちは高まりっぱなし。
しまいにはベッドに倒れ込み、お姉ちゃんと弟は......

あねコミ


無邪気に女教師を演じて楽しそうなお姉ちゃんと、本気でドキドキさせられてしまいながら結局空回りする弟が対照的で、ここが『あねコミ』の萌えポイント。
「弟の本心に気付かないお姉ちゃん × 隠れシスコンを通す弟」型の姉コミックです。


「俺の本当の気持ちも知らないで姉ちゃんは......っ!」と牙を剥く日が来るのか?
来ないだろうなぁ、弟君、ヘタレだからなぁ。

2011-02-26 00:56

『DCD』第16話配信

『DCD』第16話配信田口ケンジWebコミック クラブサンデー連載)


http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=16935674


第3巻amazon.co.jpも発売されたばかりの『DCD』。
今月から新章突入ということで、どんな話が始まるかと思えば、存在感を増してきた淀君さん祭り+ヤミ姉胸部強調キャンペーンな回でした。
登場当初の敵対していた頃に比べて人間味が増し、ヤミ姉と立派に張り合える年上ヒロインに成長した彼女は、まさに「姉萌え系 異能者サスペンス」の登場キャラにふさわしい。
お姉さま二人の間に(精神的物理的に)挟まれるクロがうらやましい~と微笑ましく読んでいたら、風雲急を告げる展開......!
たった1話すら息をつく暇を与えてくれませんでした。
どうなるこの先?

2011-02-21 22:35

今週のお姉ちゃんチェック


『姉♥SUMMER! Festival』(あるてみす。)

姉ノベル『初恋相手が弟だけど、お姉ちゃんはヘンじゃありません! 』で華恋お姉ちゃんにヤラれてしまった弟方も多いかと思われますが、著者の天姫あめ先生と言えば絶対に外せない代表作『姉♥SUMMER!』シリーズを生み出した姉ライター。

その『姉♥SUMMER!』の第1作と第2作がセットになった『姉♥SUMMER! Festival』が2月25日、販売開始。
圭姉が! 音姉が! 今再び貴弟を襲う!
未プレイならば、これ、絶好の機会。

第1作と第2作はそれぞれ単独でも楽しめますが、やはり順を追ってプレイするのが正攻法。
小弟もお気に入りで、強力にオススメしたい第2作は真に姉ゲーを愛して止まない愛好家(マニア)ならば絶対にプレイしておきたい作品です。
今も『姉♥SUMMER! 2』を思い出すたび、あの思い出が蘇ります。


2本セットで2500円と破格、オリジナルに比べ演出強化、書き下ろしドラマCD特典もありと単なる再販にとどまらない、まさに祭り状態。
メロンブックス専売ですが、万難排して確保すべし。


『蠱蝶の夢「もう、やめて......!これ以上私の精神(こころ)を穢さないで......!」』(WitchFlame)

amazon.co.jp


弟を溺愛する美しい姉・葛城千歳と暮らす、主人公・葛城遥人。

ストーリーの一行目がこんな出だしで始まる姉ゲー。
素晴らしい。

ふたりは数年前に不慮の事故で両親を失って以来、両親の残した家で共に暮らしていた。
しかし姉弟は、いつしか互いに依存し合うようになり、ついに一線を越えてしまう。
夜な夜な姉弟は互いに甘く愛を囁き、淫らに肢体を絡め合う関係になっていた。
嬉しい事も、悲しい事も、毎夜の快楽さえも、深く共有するふたり。

姉ゲー的にはもうエンディングじゃないのか?
もうこれ以上何を望もうか!

ところが......

しかし愛し合う姉弟を、再び過酷な運命が引き裂く。
千歳が無残にも交通事故に巻き込まれてしまったのだ。
幸いにもほとんど外傷はなかったものの、千歳は......姉は今もまだ病院のベッドの上で原因不明の昏睡状態になっている。

お姉ちゃんが...... お姉ちゃんが......
どうも話がうまく出来過ぎていると思ったんだ。

しかし、悲しみに暮れる弟の前に、謎の人外の少女が現れ、姉を救うためにある提案をする。
その提案を受け入れた弟は、、、というストーリー。


ブラコン姉としては申し分ない設定の葛城千歳お姉ちゃん(CV:古天条花寿乃)。

『蠱蝶の夢』

不慮の事故に遭い、原因不明のまま今も目覚めない主人公の姉。 成績優秀、運動神経抜群、家事も完璧にこなすが、詰めが甘く意外とドジな面も。 静流を始め下級生に慕われ、卒業した後も男女問わず、今も人気が高い。

普段はおおらかで知的な風情だが、主人公の前では性的な事に積極的。
初恋も主人公と極度なブラコンで、処女も捧げている。
主人公とは姉弟ながら、既にそれ以上の存在となっている。

「遥人、お姉ちゃんはあなただけのものよ......私のことを忘れないで......」


初恋相手が弟だけど、お姉ちゃんはヘンじゃないから大丈夫です。問題ありません。
もう弟以外は視界にないレベルの溺愛系お姉ちゃんですね。
初めて愛する男性が、最も身近な家族というのは幸せなことです。

物語の発端がお姉ちゃんの交通事故なので、その時点までどれくらい姉弟でイチャイチャできるのか、お姉ちゃんが再び目を覚ますとしたら、どんなストーリーが用意されているのか、ふたを開けてみないことには分からないことですが、姉弟愛が作品の根幹をなすことは間違いないようなので、姉ゲーとみて良さそうです。



『三射面談 連鎖する恥辱・調教の学園』(BISHOP)


amazon.co.jp

「ダーク&ハード」「調教」の文字が踊る作品。
"目上の人間を屈服させることに喜びを見出す、倒錯した性癖を持つ主人公"が、女教師・学園長・風紀委員長・学生会長を毒牙にかける...というストーリー。
姉属性・S派系の弟さん向けですね。
年上のお姉さまには絶対服従精神が染みついていると、ストーリーを聞いただけで「そ、そんな神をも恐れぬ所業を......」と思ってしまう小弟。

そんな作品に義姉が登場しているのを見つけ、お姉ちゃんにまで悪の手を伸ばす気か、と思えば、実はもう調教完了という設定。

その高津成美お姉ちゃん(CV:富樫ケイ)なんですが、ブラコンお姉ちゃん大好きっ弟の自分の心を掴みました。


親同士の再婚によって家族となり、後に両親が離婚してしまったので今は他人となってしまった主人公の『元』義理の姉。
主人公のことは未だに弟として大切に思っている。
表向きは真面目で淑やか、クールで頼れる教師。
しかし、弟である主人公の前では一転して、姉バカっぷりを発揮する。
主人公に異常な愛情を抱いており、その溺愛っぷりは、思春期でセックスに興味を持ち始めた主人公に処女を捧げたほど。
それをきっかけに主人公と様々な性行為を繰り返し、変態性欲に目覚める。
弟のためになら何でもするので、主人公にとっては意のままに動かせる都合のいい手駒。
それゆえ、主人公からは奴隷のように扱われているが、その扱いにも満足している。
また自らも貪欲に快楽を求め、ハードな責めをねだったりもする。
演劇部顧問を務めており、下校時刻後は部室と衣装を主人公に貸し出してくれる。


素晴らしい溺愛ブラコンお姉ちゃん。
弟の悪事をたしなめるのも姉の役目ですが、ゲームの方向性が方向性なら、こういった弟の悪事を手助けする姉こそが良い姉。
弟として大切に思っているからこそ、弟の歪んだ欲望をも満たしてやりたい、弟の望むままに扱われたいと願う姉の姿も、倒錯したこの世界なら正解です。

メーカー公式サイトでは体験版も準備されているので、普段は小心者の弟でも、ちょっとだけこの世界を覗いてドキドキすることができるかも。

『姉プラス』(Rin-45C一水社


アルカイックフラワー

amazon.co.jp


これを書いている現時点で、出版社公式・作者公式サイトにも情報がないものの、タイトル名だけで十分に姉の匂い。
2月25日発売予定とのこと。

2011-02-15 21:56

今週のお姉ちゃんチェック

『DCD 3』田口ケンジWEBコミック クラブサンデー連載)


amazon.co.jp


クラブサンデーでは上位ランキング常連の姉萌え系異能者サスペンス『DCD』第3巻が今週発売。

2巻のラストから続くストーリーが一つの決着を見る第15話まで収録されているとのこと。
すでに600,000ダウンロード達成だそうで、おめでとうございます!
これに少年サンデー本誌で2号分載ったことを考えると、1冊=1DL換算として、優に百数十万回のヤミ姉の「当ててんのよ」攻撃が発動したことに。
ってことばかり書いていると、本当に押しつけ目当てで読んでいるように思われそうですが、ヤミ姉とクロの姉弟感や互いを思う気持ちの深さも毎回の見どころ。

単行本だけのオマケページも楽しみな第3巻の発売は2月18日。


『ラブプラス Nene Days』(漫画 九月タカアキ/原作 コナミデジタルエンタテインメント


amazon.co.jp


柔らかそうで、かわいい寧々さんの表紙ですなぁ......
いつもは「寧々さん」か「姉さん」と呼んでいる小弟。
この漫画版の寧々さんに関しては「ネネちゃんさん」とか「ネネっちさん」とかで呼んでみたい。(「さん」は取れない様子)
ゲーム内では、いわゆる緑ネネさんとピンクネネさんを行ったり来たりでプレイしていますが、そのどちらでもない寧々さんがここにいます。

講談社公式サイトでは第1話と第2話の試し読みコーナー。

2011-02-11 22:47

ブラコングラビアアイドル列伝・小倉優子お姉さんの場合

全姉連でグラビアアイドルを取り上げることになろうとは......

だって仕方ないじゃない!
こんなブラコン姉さんの存在を知って放ってなんておけますか!?

そのブラコンアイドルは、ゆうこりん......いや小倉優子お姉さま。
以前、ブラコンらしいとの噂は耳にしたのですが、決定的すぎる決定的証拠を見てしまいました。


ブログ「小倉優子のこりん星のお食事って?」2011年2月8日付け記事から一部引用。

「☆実家に☆」

最近週一で帰ってたのに、二週間空いちゃった!!
だから今日は、嬉しかったぁ♪♪
優子の大好きな弟とも沢山一緒にいれたし☆
優子、弟が好きで好きで本当仕方ないんだよね(*'-'*)
弟がお友達と旅行に行くのに、心配だから優子も顔だそうかなと言ったらちょっぴり困ってたけど(笑)

これは素晴らしいブラコン姉さん!
グラビア写真でもないのに鼻血噴きそう。

弟と一緒にいられて幸せ発言、
弟大好き宣言、
心配性お姉ちゃん発言。

今まで取り上げてきたブラコン声優にも負けない弟ラブっぷり。
全姉連は小倉優子姉さんを応援します。


amazon.co.jp

<同類リンク>
弟の新婚旅行について行きたがる田村ゆかり姉さん。

2011-02-08 23:46

今週のお姉ちゃんチェック

『初恋相手が弟だけど、お姉ちゃんはヘンじゃありません!』(作・天姫あめ/イラスト・音音ぷちぱら文庫Creative


amazon.co.jp


あるてみす。ブランドで精力的に姉ゲーを世に送り続ける姉系特化型ライター・天姫あめ先生。
実姉至上主義宣言を掲げ、今日も我々のために素敵なお姉ちゃんを描き続ける音音先生

姉業界では圧倒的なネームバリューを持つお二人が手を組む日が来ようとは!
姉作品には絶対的な信頼の置ける先生方のオリジナルノベルが、2月10日発売。

 才色兼備な最高の姉・白浪華恋が帰郷したことを、弟の英路は素直に喜べずにいた。自分が勤める学園に、お堅い学園長として赴任してきた華恋だが、あいかわらず英路への過剰な愛情を発揮したからだ。昔から弟への愛を隠そうともしない姉だったが、英路はどちらかといえば年下が好きなのだ。しかし、ついに華恋に押し切られ、禁断の校内姉弟恋愛に突入してしまい...。

一応、形式的にあらすじの引用紹介はしましたが、ストーリー云々で選ぶようなレベルじゃないですよね、このお二人が組んでかかれた本ならば。
過激なブラコンのお姉ちゃんが弟と色々えろえろイチャイチャしちゃうことはもとより保証されているんだし、あとは弟なら黙ってページをめくり、感じるがままニヤければ良いだけのこと。

敢えて言うなら、姉がブラコンなのは当然としても、弟クンがやや年下好みとしている設定。
一見、姉モノの定石を外したようなこの設定がどのように活かされるのか、気になるところです。


発売前企画で、公式サイトでは一色ヒカルさんの声でカウントダウンボイスを公開中。
なるほど、華恋姉さん役は一色ヒカルさんで脳内再生して読んでいいんですね。
発売直前の心憎いご配慮、ありがとうございます。
「あと2日」のカウントダウンボイスで、この物語を短く的確にまとめ過ぎているところで豪快に噴き出しました。
そうか、やっぱりそうか。ならば、安心だ。

「絶対姉主義宣言」を掲げた注目作。見逃すことは許されません。

先日紹介したWeb4コマ『ヘタレ姉』(春夏アキトさん@happy flame time)

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=16174443

読む人読む人みな、お姉ちゃんの可愛さに相当にやられたようで。
先日、30話で一旦区切りを迎えてしまい、惜しむ声も多数。
しかし、これはとりあえずの終了に過ぎず、まだ描きたいネタと描きたい思いはおありとの話を伺っていますので、いつの日かきっと続きがあると思われます。
もちろんその時は全姉連でもチェック。

その『ヘタレ姉』が、2月13日のコミティア95・つ-26a「SeaFox」さんにて新刊ありとのこと。
虎の穴、メロンブックス、COMIC ZINにて委託もあるそうで、詳しくはご本人のサイトhappy flame timeで確認を。


2011-02-01 22:32

今週のお姉ちゃんチェック

今週は特に注目すべきお姉ちゃんが見当たらなかったので、取り上げるタイミングを逃し続けてきた姉4コマを。


『お姉ちゃんが来た』安西理晃月刊まんがライフ連載)

『お姉ちゃんが来た』

父親の再婚によって姉弟となった、姉・水原一香お姉ちゃん(17歳)と弟・水原朋也くん(13歳)。
お姉ちゃんは、新たにできた弟くんのことが可愛いすぎて、募る想いがおかしな形で暴走しがち。
『お姉ちゃんが来た』は、そんなブラコンお姉ちゃんの恋する日常を描いた4コマ漫画です。

『お姉ちゃんが来た』

弟を愛してしまったお姉ちゃんは、本能的に弟を守ってあげたいと思うもの。
そのためには、「いつも弟の近くにいてあげて、いつも弟の身を案じることがお姉ちゃんの務めなの!」と自覚することになり、するとどうなるかと言えば......弟くんのプチストーカーになってしまうのです。
ま、これは古今東西お姉ちゃんの習性だから仕方ないよね。
本作の中心的なオチは、お姉ちゃんの真剣な愛情が思わぬ格好で表れてしまうところにあって、行き過ぎたブラコン姉が大好きな貴弟なら頬が緩みっぱなしになること間違いない作品です。

一香お姉ちゃんは17歳にしてはじめて姉となった新米なので、弟を想う気持ちは本物でも、その独特の思考回路と天然な性格で弟くんを惑わせっぱなし。
朋也くんも、突然できたお姉ちゃんとの生活にまだ慣れない上に、陰に陽にアタックしてくるお姉ちゃんの愛情表現に惑わされっぱなし。
噛み合っているような噛み合っていないような姉弟の姿がおもしろく描かれています。



「まんがライフ誌」は今まで買う習慣のなかった雑誌なので、連載4回目なのにもう見逃した回もあって、早期の単行本化を望みたい作品。
全姉連は『お姉ちゃんが来た』を応援しています。


<関連リンク>
安西理晃先生のホームページでは、お姉ちゃんのカラーイラスト