2011-07-25 22:03

今週のお姉ちゃんチェック

私は妻より姉が好きです!(読売新聞 発言小町)

小姑vs嫁のケンカに弟がお姉ちゃんに全面的に肩入れしてる話なんですが、言いたいことは2つ。

「弟、何でよその女と結婚したし!」
「シスコンをキモいと言う奴は俺が許さん!」



今週はチェック対象が見当たらなかったので(姉ゲーに関しては先週の記事を参照)、前回のフォローを。
先週の書籍2冊は、いずれも大当たりでした。


『アネかみ! 1柱目:姉と女神と俺のパンツ』(著・橘ぱん/イラスト・美弥月いつか/一迅社文庫


amazon.co.jp


姉紹介は先週のを読んでいただくとして、乙女姉さんは居候女神と弟の脱ぎたてパンツを取り合う変態系ブラコン姉でした。

『尊のパンツと一緒に自分の下着も洗うと、一日中尊に包まれている気がする』

こういうブラコンをこじらせた可哀想なお姉ちゃんが大好きな弟は、今すぐ買いに走れ!
「お姉ちゃんのパンツに興奮する弟」が時代遅れとなり、今流行の「弟のパンツに欲情する姉」を取り入れるあたり、本当によく研究されていると思います。

美人な優等生の仮面の下は、弟を愛してしまった姉の生々しい愛欲まみれの顔。
居候女神の登場で開き直ったお姉ちゃんの暴走が非常に楽しい作品です。


もう1冊。


『不老姉弟』師走ゆき花とゆめCOMICS


amazon.co.jp


こちらも大当たりの1冊。
少女漫画の姉弟モノは、シスコン男子が求めるような方向に行かない話が多いように思うのですが、『不老姉弟』はそんな偏見を打ち破る、仲良し姉弟が文字通り手と手を取り合ってトラブルを解決していくストーリー。

不老姉弟離れたくても離れられない、ううん、離れたくない姉と弟は、何をするにもいつも一緒。
目が覚めてから眠るまで、学校でも自宅でも、お風呂、トイレだっていつも一緒。
恋人や夫婦だって、ここまでべったりくっつきません。
二人は単純なブラコン・シスコンではなく、お互いを我が半身と思っているかのような強いつながりで結ばれているのです。

主役の姉弟の存在だけでも素敵なのに、さらにもう2組の姉弟が登場。
それぞれのエピソードも姉弟関係をテーマした、弟心温まる姉漫画になっています。

なお、黒神ロング属性の持ち主だったら、何も迷うことなく2,3冊は買っておいた方が良いかも。

2011-07-19 21:45

『DCD』第21話配信

『DCD』第21話配信田口ケンジWebコミック クラブサンデー連載)


http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=20417585


VSアンチ編、いよいよ大詰めも大詰め。
いくつもの伏線を回収しながら、ストーリーの核心へ!
もう何を言ってもネタバレになりそうなんで一言だけにすると、この姉弟の絆は無敵だ、ってことで!

2011-07-18 23:21

今週のお姉ちゃんチェック

先日の風華チルヲ先生サイン会は、関西方面の全姉連会員諸弟が多数集結して開催されました。
会場では、やや上がり気味に見えたチル先生による簡単なトークと質問コーナーがあり、その後一人一人に丁寧なサイン。
今まで何冊もサインをしてもらいましたが、シラフの時のサインをもらったのは初めてかも?

夕方からは関西支部総会ということで、梅田で暑気払い。
当初は10人前後と想定していたのですが、あれよあれよと20人弱も集まりました。
お忙しい中、天姫あめ先生にも足を運んでいただき、大いに盛り上がりました!
皆さん、どうもありがとうございました。


『アネかみ! 1柱目:姉と女神と俺のパンツ』(著・橘ぱん/イラスト・美弥月いつか/一迅社文庫


amazon.co.jp


下界に降臨した女神・テルヒメが主人公・尊の所に上がり込むが、彼の家には超絶ブラコンの実姉がいて、さあ大変、というお話。

突如、八百万の神々が消滅し、大きな災厄に見舞われた日本を救った異国の幼き姫巫女ラリサ。 ラリサは天賦の才で女神アルテミスを降臨させるとともに、消えた八百万の神々の再誕に尽力した。

それから10年。ラリサたちの活躍により活気と神々を取り戻しつつある日本に不穏な影が忍び寄る。
ラリサは緊急措置として依り代を媒介にすることで神々の再臨ペースをあげることにしたのだが、お調子者の女神アルテミスが国民的超人気アイドル・巨乳美少女の日野照美の写真集を依り代にしたことで、規格外の女神ヒノテルヒメが生まれてしまう。

とりあえず何かの力にはなるかと下界に降臨させられたテルヒメは、不良に絡まれていたところを助けてくれた目つきは悪いが心優しい少年「尊(たける)」に、運命の出会いと一目惚れし、ホームステイをさせてほしいと頼み込む。
しかし、尊には外目には成績優秀・品行方正、しかしその正体は弟LOVE!禁断の姉弟愛ルート熱望中の姉「乙女」がおり、弟をたぶらかす女神テルヒメ許すまじと、まさかの女神vsうちのアネキ対決が始まってしまう。


押しかけヒロインに対して「うちの○○クンに悪い虫が!」とお姉ちゃんが対抗意識を燃やすタイプの姉モノ。
この系統の押しかけヒロインは人外だったりすることが多いのですが、今回は相手が神です。女神です。大丈夫か、お姉ちゃん。
ま、姉は強しとも言いますし、弟LOVEなブラコン姉は神をも恐れぬ直情径行な性格の持ち主であることが常。相手が誰だろうと関係ないという話も。

内容の紹介については、一迅社文庫編集部のブログが詳しいので、これを参考にさっそくお姉ちゃんチェックをしてみると、

北方乙女(きたかた・おとめ)

学園では超優等生だが、家に帰ると「弟・LOVE!」という、昔のソフ倫なら確実にNGな尊の実姉。 弟に対する性的欲求を書き連ねた秘密日記をテルヒメに見つけられてしまい、最大の恋敵としてテルヒメのことを警戒している。 一方、弟が絡まないことについては、本来の気の良い性格からテルヒメとも仲良しになり、姉と妹のような関係にも見える。

YES! YES!
ソフ倫NG姉、上等!
弟への秘めたる思いを綴った日記とか、文字通り乙女チックじゃないですか。
書き連ねているのは性的欲求? バッチ来い!
お姉ちゃんに対していけない欲望を抱いてしまうのは普通のことなので別に何ともないのですが、弟に対してあれこれ妄想を膨らませてしまうお姉ちゃんは次元が違う。
"弟に欲情してしまう姉"は、近年の姉萌え界における大きな発見です。

ライバルのテルヒメとは四六時中いがみあっているようでもなく、弟が絡むことだけ対抗意識が燃え上がるようで、その温度差がイイ感じになりそうですね。

読者の分身、弟の北方尊(きたかた・たける)君をチェックしてみると、

目つきの悪さから不良と思われがちだが、実は心根の優しい少年。一つ年上の姉の乙女に厳しく育てられ、正義感が強く、不正や女の子の危機には無関心ではいられない。武術の心得もある。 テルヒメと出会ってから、姉の乙女よりも大きい彼女のオッパイに心を奪われており、それを隠すのに必死。

姉には厳しく育てられた、熱い男の模様。
「乙女」と名の付く姉に鍛えられた弟は、坂本龍馬から対馬レオに至るまでいい男揃い。
しかし、テルヒメのオッパイに心を奪われるとは、こいつもしかしておっぱい星人......?

ここに来て気付く。
ストーリー紹介の最後の部分に、こんな一節があったことを。

女神と実姉、尊をゲットするのはどっちか?! そして日本に迫る脅威はどうなったのか?! 奇才、橘ぱんが贈るドタバタ・ヘンタイ・ラブコメディ、ここにスタート!

ドタバタ・ヘンタイ・ラブコメディだった!
D・H・L! D・H・L!
ブラコンお姉ちゃんが登場するD・H・L!
発売日の7月20日が楽しみ。


本書については、上記の暑気払いの時に天姫あめ先生からもご推薦をいただきました。
橘ぱん先生、本作のために姉萌えを研究されたとか。
タイトルに「1柱目」とあるように、シリーズ化が確定しています。
長く楽しめる姉ノベルとなるようです。



『不老姉弟』師走ゆき花とゆめCOMICS


amazon.co.jp


少女漫画誌連載の漫画はネット上の情報が乏しくて、詳細がつかみづらいのです。

不老家の双子は極度の霊媒体質!一人だとすぐに霊に襲われてしまうのですが、二人一緒にいれば霊をはじきとばせるのデス。霊と共に悲しみも喜びも分かち合う姉弟に幸せは来る!?

主人公が双子の姉弟ということは分かった。
霊媒師や退魔師の類っぽいストーリーであることも分かった。
じゃあ、姉弟仲良しなの? と尋ね歩いたら、
「ブラコンシスコンドンとこい!」とのブログ証言を得る。(注:本稿下書き時にはアクセスできた記事が現在アクセス不能)
pixivにもイラストを上げている方を発見。
著者・師走ゆき先生のtwitterのアイコンで姉弟らしきツーショットも確認。
事前情報収集段階では姉コミックと期待しました。



『姉辱』(黒雛) 2011年7月22日パッケージ版発売

amazon.co.jp


隠れシスコンの主人公。
ある日、姉が楽しそうによその男と下校している姿を見て嫉妬に駆られ、姉を取られてなるものかと過激な行動を起こす、「弟が姉を調教するADV」。
無理やり姉を堕として手に入れる背徳感が主題なので、ちょっと歪んだシスコンの形にゾクゾクする弟向け。
ヘタレな弟には刺激の強い仕打ちが公式サイトでは紹介されているので要注意。
気弱な小弟はキャーッと顔をおおってしまうものの、怖いモノ見たさで両手の隙間からチラチラと覗き見てしまうのはシスコンの悲しい性。

ヒロインの新條真由美お姉ちゃん(CV:櫻井ありす)

私立東霞ヶ丘学園三年生。主人公の姉。 成績優秀。品行方正。容姿端麗。 生徒自治執行会の会長を務めている。 真面目で人の期待に応えるがんばり屋。 貴文のことを、『弟』として可愛がっている。

完璧超人型のお姉ちゃんですね。
姉を堕とすのが目的なので、キャラ的に当然と言えば当然。

姉への恨みを晴らしたりストレスを発散させたりする目的ではなさそうなので、「お姉ちゃんが好きすぎていじめたくなる弟」がもっとも楽しめるのかも。



『君を仰ぎ乙女は姫に』(PeasSoft) 2011年7月29日発売


amazon.co.jp


貧乏一家の長男だが、特待生として名門のセレブ学園に通うことになった主人公が、一流のお嬢様とイチャイチャする学園モノ。
従姉のお姉ちゃんとばったり再会......みたいな展開がありそうでなかったものの、気になる先輩が登場。

江夏あやめ先輩(CV:夏野こおり)

主人公の面倒を色々みてくれる学園の先輩。 面倒見がよく、サバサバとした気さくな人柄から誰からも愛される、学園の人気者。 主人公にはある特別な思いを持っていて、まるで弟のように主人公のことを気にかけてくれる。 世界的に有名な超売れっ子漫画家の娘で、本人も絵や漫画を描くのが好きらしい。

学生時代に先輩と付き合うと弟扱いしてくれるものなの?
あくまで先輩と後輩の関係なのに、「まるで弟のように」気にかけてくれるとか、それってもうトゥルーエンドっしょ!?
リアル姉もいなければ、高校はうっかり男子校に行ってしまった負け組の小弟には、すべてがファンタジーの世界。

一足先に弟扱いしてもらいたい子は、公式サイトで体験版もあるので、そちらでどうぞ。

2011-07-11 22:42

今週のお姉ちゃんチェック

『ももかコミカライズド 2』風華チルヲコミックハイ!連載)


ももかコミカライズド2巻発売


amazon.co.jp


大ブレイク!女子高生萌えマンガ家物語。少女マンガ誌に持ち込んだはずが、なぜか萌えマンガ誌でデビューしてしまった姫咲ももか。萌えマンガ誌で、頑張ろうと意気込んだ初連載がなんといきなり打ち切り!!落ち込むももかに次々と個性的なライバル達が現れる。そして、ももかは次回作の相談を憧れの五十嵐君にする。萌えマンガを描いていることを隠しながら...。この危ない綱渡りはどうなるのか?迷いながらも、ひたむきに真っ直ぐ頑張るももかに大注目の第2巻!!


風華チルヲ先生の萌え漫画家漫画の第2巻が今週発売。
主人公ももかのお姉ちゃん、謎の姉弟、『アットホーム・ロマンス』の暁子姉ちゃんなど、巧みに姉キャラを配置して姉属性読者を離してくれません。

今回は大阪日本橋で公式サイン会があります。
ゲーマーズなんば店にて7月16日(土)13時スタート。
詳しくはゲーマーズまたはコミックハイ!のイベント情報ページにて。

公式サイン会に合わせ、総裁も大阪へ駆け付ける予定です。
当日夕方から全姉連関西支部の地区総会(という名のオフ会)を開催します。
お時間のある関西方面の弟方、ももか2巻を片手に姉話をしながらの暑気払いはいかがでしょうか。
(ただし、残念ながらチル先生の参加はありません。)
ご希望の方は、早急に総裁宛へメールなどでご連絡ください。
折返しご案内しますので、お気軽にどうぞ。
直前の場合、返事が間に合わない可能性がありますのでご了承ください。



7月14日 大井競馬場第2Rにて、お姉ちゃんがデビュー

実況が非常に気になる......!
走れお姉ちゃん! 頑張れお姉ちゃん!
全姉連はお姉ちゃんを応援します。

2011-07-03 22:22

今週のお姉ちゃんチェック

『ヘタレ姉』
8月からコミックラッシュに連載決定!
めでたい!
これは将来的に単行本化も......?



『鬼灯さん家のアネキ 3』五十嵐藍月刊ヤングエース連載)


amazon.co.jp


ドMのシスコン男子・鬼灯吾朗ちゃんが、アネキに悪戯されたりいじられたり可愛がられたりする人気姉4コマの第3巻。
惜しくも連載は終わってしまい、次の第4巻で完結となりました。

初めの頃は、お姉ちゃんの弟いじりと、シスコンこじらせた残念な弟がそれに耐えながら喜んでしまう悲しい習性がコミカルに描かれた漫画と思っていたのが、姉弟関係の深い部分に切り込んできて、ワンランク上の姉コミックに進化。
3巻では同級生との絡みや新キャラが登場したりもしますが、やはり基本はシスコンコメディ。
読み始めるならきちんと1巻から読むのが正しい作法です。


『オタクの姉弟が』(聖☆司/ホットミルクコミックス)

amazon.co.jp


聖☆司先生、初単行本です。
おめでとうございます!!
いや~、もう感慨深い。
最初に聖☆司さんを知ったのは姉しよが出たばかりの頃で、当時の記録をたどると2003年11月が柊屋オフ開催だったようですから、それから7年以上。
ともねえがきっかけで姉属性に180度転向した聖☆司さん。
漫画の腕と人気は右肩上がり、あちこちのアンソロに呼ばれ、商業誌連載が始まり、ゲームの原画も務め、今月単行本が出版。
見る見る間に登り詰めてしまいました。
その聖☆司先生の初単行本(連載作品)が姉モノというのは、当然と言えば当然かも知れないけど、単純に嬉しい。
昔から彼を知る人はもちろん、今まで特に知らなかった人も、ぜひチェックしてもらいたい1冊です。

<関連リンク>
今年の6月6日ともねえお誕生日記念イラスト(pixiv)