『お姉ちゃんのムコになれ！』（青橋由高・著／悠樹真琴・イラスト／フランス書院美少女文庫）
青橋由高先生は全姉連推薦の姉作家です！
フランス書院さんもいいのでしょうか、こんな一介のサイトを引き合いにポスター作成してしまって。
しかし、本当に推薦なんだから仕方がない。
青橋先生の著書のタイトルに「姉」が入った作品は、この先もずっと推薦です。
ちなみに上記ポスターは、秋葉原ではとらのあな、K-BOOKSで見かけました。
さて、今度の青橋先生の姉新刊は、お姉ちゃん３人に囲まれる姉姉姉ハーレム。
実物を手にしてすぐに気付くのは本の厚さ。通常は300ページ弱のところ、351ページあります。
（これでも100ページほど削ったというんですから驚き。）
このボリューム、お姉ちゃんのはち切れんばかりの胸をつかんだような感覚と言えましょう。
青橋先生の直近の姉作品は『いちゃいちゃラブラブお姉ちゃん』、『好き好き大好きお姉ちゃん』と、極度の甘甘ブラコンお姉ちゃんと１対１でべっとり可愛がってもらうスタイルでしたが、今回は３人のお姉ちゃんに代わる代わる（もちろん時には一緒に）愛されるハーレム型。
『あねらぶ』、『あねスポッ！』のような賑やかさに溢れています。
主人公・龍之介は、幼い頃に両親が早世したため叔父宅に引き取られる。
その家庭には、とある複雑な事情で姉妹となっている３人のお姉ちゃんがいて、揃いも揃ってブラコンで......というお話。
長女・沙月お姉ちゃん（26）は、ひきこもりマンガ家。弟なしでは三日とも生きられない、生活能力ゼロの虚弱体質で黒髪ロング（髪を切るのが面倒）な姉。
炊事洗濯掃除すべてに渡って身のまわりの世話を弟に頼りっきりで、食事すら弟にあーんして食べさせてもらいたがるような、甘えん坊お姉ちゃん。
「ふみゅううぅ......龍くん、お腹減ったよお。」
何かにつけてひきこもり性格ながら、心の中では龍くんをどうやって籠絡しようか常に考えていて、この点に関しては頭が回る、抜け目のない姉。
ただ、長女らしく、弟だけでなく二人の妹も同様に愛していて、できる事なら３人ともモノにしたいと思っている、ブラコン＋シスコンのハイブリッドお姉ちゃん。
次女・希望お姉ちゃん（24）は新米体育教師で、クールビューティ＆超絶ブラコン。
競泳で鍛えた体育会系の凛々しさと引き締まった体型が特徴だが、極端な不器用故に、長女に次いで生活力が怪しい人。
この姉の場合、より深刻なのは性格的な不器用さ。
内に秘めたる弟魂（ブラコン）は煮えたぎったマグマのようでありながら、素直に表現できないところが何とももどかしくも可愛くて、自分の事を弟に褒められても
「ふん、お前なんぞに褒められても嬉しくもなんともない。むしろ迷惑だ、バカ者が」
と口にしながら、背けた顔はにやけているという難儀なお姉ちゃん。
三姉妹の中ではもっとも独占欲が強くて、さりげなく策士っぽい行動を取る。
三女・るー姉こと流音（るね）お姉ちゃん（17）は生徒会長（ただし無能）で自信満々だけど寂しがり屋。
東欧系クォーターの金髪碧眼、ドリルヘアーが特徴で、「ですわ・ですの」調のお嬢様タイプ。
長女・次女ほどではないが、日常生活スキルの低い人。
モデルもこなす美貌を持つ自信家で、愛する弟に対しては好意の裏返しで素直になれないお姉ちゃんで、
流音「謝らなくともいいですわ。弟ですら魅惑してしまう私の美しさが悪いんですもの」
龍之介「うん。るー姉は綺麗だよ。ホント、ずっと見つめていたいくらい」
流音「なっ......あ、あなたはもう......そうやってすぐ......もう、もうっ」
これだけの紹介だと高飛車っぽく見られそうですが、弟に対する一途な想いを持ち続ける純粋なお姉ちゃんなので、誤解しないであげて欲しい。
以上が３人のお姉ちゃんヒロインの紹介なんですが、本作では弟くんの存在抜きには語れません。
姉３人が生活能力に乏しいため、家事能力・姉介護能力に長けた、一家の影の大黒柱。
姉達が筋金入りのブラコンなら、主人公もそれに負けない筋金入りのシスコン。
お姉ちゃんからあーしろ、こーしてと言われれば、はい喜んで！ とお世話をする事が生き甲斐になっている、ご奉仕精神に溢れた弟なのです。
お姉ちゃんの何気ない仕草にいけない妄想をしてしまったり、洗濯物の中に姉の下着があればドキドキしたりもする、男の悲しい性も覗かせます。
主人公キャラにありがちな鈍さやヘタレさが少なく、時折見せる弟気が好印象。
「姉さん、僕はちゃんと言ったよ。姉さんが大好きだって。......僕も、姉さんの言葉を聞きたい」
お姉ちゃん達から三者三様に可愛がられる、夢のような姉ライフが詰まった一冊です。
発売は6月18日頃とのこと。
◆
『DCD』第4巻 （田口ケンジ／Webコミック クラブサンデー連載）
姉萌え系異能者サスペンス漫画、第4巻が6月17日発売予定。
この表紙......スカートと髪が惜しい！ 表紙の向こう側に行きたい......っ！
少年サンデー本誌に出張掲載された回も収録されるので、チェック漏れした弟さんはここでフォロー。
同じ日に第20話も更新されるようです。
◆
当分の間、美少女ゲームに関しては、１週間前倒しチェックを試行してみます。
予約などの関係で、ユーザー側もメーカー側も早い方が良いでしょうし。
そういうわけで、以下の各作品は6月24日発売予定です。
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『もっと 姉、ちゃんとしようよっ！ アフターストーリー』（CandySoft）
みんなが待っていた、もっと姉しよの延長戦。
当初はファンディスク形式かと思っていましたが、実際はこの通り、続編的なアフターストーリー集でした。
本編自体、ボリュームは十分ありましたが、シスコンの姉欲というものは尽きないもので、用意されればされるだけ味わいたくなるもの。
公式サイトのゲーム概要によれば、アフターストーリー集だけあって当然いちゃラブ度が大幅アップ、それでいてアットホーム、ハートフル、姉や家族との絆、のコンセプトは維持。
ストーリー展開にも力を入れた作品になっているようです。
キャラクター紹介もリニューアル。
各お姉ちゃんとのエンディングを踏まえたその後がちらっと見えます。（故に、本編ネタバレも多少あり）
OPムービー見ていたら、一条家の末っ子気分が戻ってきました。
この世界にもう一度帰れる喜びをありがとう。
そして、お腹が空いている時にもっと姉しよのことを考えると、無性にお好み焼きが食べたくなります。
＜関連リンク＞
東北地方中心のゲームショップ・シーガルのホームページで、各メーカーからの応援メッセージに、すめらぎ琥珀先生の描き下ろし鈴音お姉ちゃんが参加。
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『アネイロ』（ALcotハニカム）
両親の海外転勤に付き添ったため、数年ぶりに帰国して学園に入学する主人公。
学園には、日本に残って学園寮住まいをしている一つ年上の姉と、姉同然の幼馴染みが進学していて、彼女らと喜びの再会を果たす。
が、二人はそれぞれ学園のトラブルメーカーになっていて、そんな姉二人に振り回される主人公の運命やいかに！ というストーリー。
ALcotハニカムさんの作品で、Rivさんの原画となると『VESTIGE』を思い起こさせるわけで、でも今回はお姉ちゃん役が2人。
どちらも弟に構いたがりの様子をみると、姉ゲーの期待もアップ。
姉ヒロイン一人目は、日比野薫子お姉ちゃん（CV:小倉結衣）。
主人公より一つ年上の姉。
明るい性格で天然系。垂れた目元と意外にも隠れ巨乳なボディが特徴。
工学畑出身の両親の影響が強かったのか、ロボット工学に秀でていており、現在は科学部にて空を飛ぶロボット開発に勤しんでいる天才肌。
......ではあるが、未来（さき）を目指しすぎるのが災いしてか、その分派手な失敗も重ねているので、いつの間にか付いた二つ名は『科学に愛されし聖乙女（サイエンティスト・オブ・ジャンヌダルク）』。
行く行くは科学者を目指しているが、実は理詰めは苦手で、感情優先の行動が多いお年頃。
おかげで久々の再会となった主人公に対して幼い頃と変わらないスキンシップをとってしまう日々が続いている＆続けていくとは本人の談。
天然型密着系お姉ちゃんと見た！
息をするように弟の事を見つけるとすりすりしちゃうような、無自覚なブラコンでしょうかね。
お姉ちゃんと弟なんだから、これくらい当然だよ～的な。
と思ったら、実際に「もうそんなに恥ずかしがらなくてもいいのに。姉弟なんだし♪」てなセリフが挙がっている始末。
サンプルボイス２番は、弟の匂いでうっとりシーンでした。
そして二人目。
姉弟同然の幼なじみ姉、樟木瑛菜（くすのき えな）お姉ちゃん（CV：青葉りんご）。
薫子の子供の頃からの親友で、主人公には姉も同然。
ツリ目で勝気ですこぶる強気な金髪碧眼クォーター。
その容姿と住んでいたお屋敷の雰囲気から子供時代は『魔女』とからかわれていた過去を持つ。
それも原因の一旦となり、その道を究めんと努力を重ねて今では学園でも有名な占星術師『万物を見知る碧眼の魔女（ウィッチ・オブ・エメラルドアイ）』として占星術部を運営している。
親友である薫子のフォロー（世話焼き）をしているので、どうにも騒動に巻き込まれて一緒くたにされてしまうことに頭を抱えている。
実は薫子よりも先に主人公と出会っており、子供だった当時は張り合うように主人公を取り合っていたが、現在は少々複雑な感情になってしまったと頭を悩ませている。
「ツリ目で勝気ですこぶる強気」と、相方ヒロインの天然薫子お姉ちゃんとは好対照のお姉ちゃん。
しかし、子どもの時から弟的立場の主人公に対しては彼女と張り合うほどの間柄だったという設定で、ブラコン加減は負けていない様子。
体験版では、ストレートに愛情表現できる薫子お姉ちゃんと対照的に描かれていて、強気の陰に隠れた弟恋心、みたいな展開がありそうな予感です。
小弟の個人的な金髪碧眼属性にも大いにヒットして、すでに抱きつきたい衝動に駆られてしまっています！
（姉キャラで金髪碧眼は貴重なのです）
クールビューティーの眼鏡生徒会長、元気系同級生のほか、サバサバした姉御肌の霧篠涼先生が姉属性にはかなり心を動かされます。
公式サイトでは、今作もあおなまさお先生による可愛いWebコミックが掲載。
体験版ダウンロードもあり。
お値段5800円のミドルプライスです。
◆
『お姉ちゃんエロエロ注意報』（softhouse-seal）
三沢良平には、周囲が羨むくらい美人で優しい姉が居る。
良平も、姉の聖奈のことを自慢に思っていた。
小さい頃から両親は仕事で家を空けがちなので、良平は聖奈と二人で暮らしている。
だがこの姉、外での顔とは別にプライベートの顔を持ち、その正体は下ネタ大好きの悪ふざけタイプの人間である。
良平は家ではいつも、この姉の性格にからかわれ、振り回されていた。
......しかも聖奈には、さらに良平すら知らない、ある秘密がある。
夜中...... 静かな家の中を、 そっと歩く聖奈。
向かう先にあるのは、 もうぐっすり眠っている良平の部屋。
「良平......。お姉ちゃん、今夜も我慢できないよ......」
弟を好きな気持ちが抑えきれず、今日も聖奈は、その滾る欲望を良平へと向けてしまう......。
これは本物のアレなお姉ちゃんだー！
ちょっと昔のダメな姉ゲーには、「姉ヒロインが弟を欲望のはけ口にしているだけじゃないの？パターン」があったのですが、こうして最初からはっきり宣言してくれていると、それはそれで心の準備をしてプレイできるので大丈夫。
むしろ、下ネタおふざけお姉ちゃんの生態観察みたいな楽しみがあります。
三沢 聖奈お姉ちゃん（CV：飯野汐里）
良平のことを大事に思っており、周囲の目を気にせず、少し大胆にスキンシップを図ってくる。
明るくて人当たりも良く、周りからの評判も良い。
でも家では良平に対して、もう一つの素の顔、親父っぽい言動 （特に性的なからかいとか） などをよくする。
という表の顔を持つ一方で、隠された裏の顔がある。
弟のことを性的な対象として見ていて、良平に気付かれないように、日々変態的な行為をエスカレートさせている。
初めは "気付かれると困る" という気持ちだったが、最近では "気付かれるかも" というスリルすらも興奮材料になっている。
「お姉ちゃんね、前から思ってたの。男として生まれてきたのなら、一度くらいはナンパをするべきなんじゃないかって」
言うほど変なお姉ちゃんじゃなく、弟思いの姉の面が大きいんじゃないの？
と思ったけど、案の定サンプルボイスで裏の顔を覗いてしまいました。
弟の洗濯物をくんかくんかしちゃうお姉ちゃんでした。
パッケージ版2100円の低価格帯ですが、お姉ちゃんのほかにヒロイン4人（人妻含む）も登場するとのこと。
一人当たりのボリュームは定かではありませんが、お姉ちゃんがメインヒロインなのは確かなので、信じたいところです。
◆
『ぴんく・シスターズ さばさばしているのに実はうぶなお姉ちゃんと、お兄ちゃんが大好きな妹』（Eleonora）
姉と妹に挟まれた勝ち組人生を歩む主人公。
ある日、妹に襲われてなし崩し的に一線を越えてしまい、それに触発されたお姉ちゃんにも態度に変化が現れ、家庭内三角関係が......という構成。
タイトル中の「さばさばしているのに実はうぶなお姉ちゃんと、お兄ちゃんが大好きな妹」から窺えるように、妹は好き好きお兄ちゃん型、姉はその気がないように見せかけて実は...型。
新田成美お姉ちゃん（CV：凪）は、
主人公の姉。成績優秀、容姿端麗。
弟の主人公を、弄るのが趣味みたいなもの。
面白い事を最優先するタイプだが、結構純な部分もある。
実は、まだ処女。
「それって文句？ 注意？
この成美お姉サマに反抗する気なの？
もしかして説教？」
この強気な性格。弟いじりの趣味。でも純な部分も持ち合わせている。
姉属性のギャップ萌えって言ったら、このパターンでしょ。
普段は姉の強権を振るいながら、密かに弟を思ううぶな性格も併せ持つ......。
姉属性やってて良かったと思えるタイプのヒロインです。
6月24日パッケージ版（2100円）発売。
ダウンロード版は既に発売中のようです。
公式サイトでは体験版ダウンロードも。
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zenaneren.org
