2011年2月 1日

今週のお姉ちゃんチェック

今週は特に注目すべきお姉ちゃんが見当たらなかったので、取り上げるタイミングを逃し続けてきた姉4コマを。


『お姉ちゃんが来た』安西理晃月刊まんがライフ連載)

『お姉ちゃんが来た』

父親の再婚によって姉弟となった、姉・水原一香お姉ちゃん(17歳)と弟・水原朋也くん(13歳)。
お姉ちゃんは、新たにできた弟くんのことが可愛いすぎて、募る想いがおかしな形で暴走しがち。
『お姉ちゃんが来た』は、そんなブラコンお姉ちゃんの恋する日常を描いた4コマ漫画です。

『お姉ちゃんが来た』

弟を愛してしまったお姉ちゃんは、本能的に弟を守ってあげたいと思うもの。
そのためには、「いつも弟の近くにいてあげて、いつも弟の身を案じることがお姉ちゃんの務めなの!」と自覚することになり、するとどうなるかと言えば......弟くんのプチストーカーになってしまうのです。
ま、これは古今東西お姉ちゃんの習性だから仕方ないよね。
本作の中心的なオチは、お姉ちゃんの真剣な愛情が思わぬ格好で表れてしまうところにあって、行き過ぎたブラコン姉が大好きな貴弟なら頬が緩みっぱなしになること間違いない作品です。

一香お姉ちゃんは17歳にしてはじめて姉となった新米なので、弟を想う気持ちは本物でも、その独特の思考回路と天然な性格で弟くんを惑わせっぱなし。
朋也くんも、突然できたお姉ちゃんとの生活にまだ慣れない上に、陰に陽にアタックしてくるお姉ちゃんの愛情表現に惑わされっぱなし。
噛み合っているような噛み合っていないような姉弟の姿がおもしろく描かれています。



「まんがライフ誌」は今まで買う習慣のなかった雑誌なので、連載4回目なのにもう見逃した回もあって、早期の単行本化を望みたい作品。
全姉連は『お姉ちゃんが来た』を応援しています。


<関連リンク>
安西理晃先生のホームページでは、お姉ちゃんのカラーイラスト