2023-07-25 23:55

今週のお姉ちゃんチェック

2023年7月25日は、
『お姉ちゃんの3乗(きゅーぶ)』(Marron)発売20周年
『ドキドキおねえさん』(アトリエかぐや)発売20周年
です!

偶然だったのか必然だったのか、2003年は姉ゲー元年と呼ばれるほどに歴史的名作が登場した年。
おねきゅーも姉ゲーの歴史を語る上で欠かせない作品です。
しかし、PCゲーム一般の宿命で、今容易にリプレイできないのがつらいところ。
(やってやれないことはないが、一般的にハードルが高い)
ファンブックでもあれば、当時のプレイヤーには記憶喚起になりますが、、、
と、ここでやたら豪華な声優陣のドラマCDの存在を思い出しました。
後世に残したい姉世界遺産に残すとしたら、こちらかも知れません。

ブラコンの姉に実は最強魔法士だとバレた。もう学園で実力を隠せない』(著・楓原こうた/イラスト・福きつね/ファンタジア文庫)

本気出せばこんなに強いの!?お姉ちゃん今すぐ皆に自慢するね!

 最強クラスの実力を持つが、あくまで楽に生きたい。そんな思惑で無能のフリをしてきたアルヴィン。しかし自分のことを溺愛する姉(結婚を申し込むほど)にうっかり力を見られ!?
「お姉ちゃん信じてたよ!  今すぐ皆に自慢してこなきゃ!」
すると噂は一瞬で広まり、学園での扱いも180度激変! 噂を信じず挑んできた生徒を瞬殺し、騎士団長でもある王女様にも最強魔法士として扱われ、なぜか騎士団でも偉くなり、なんか周りに女の子も増えて――目指していた平穏はどこに!?
「かっこいいー! お姉ちゃん、更に惚れそうだよぉー!」
 ......そんな悩みを余所に姉がめちゃくちゃ抱きしめてきます。

これは相当の姉萌えラノベと見ました。(タレコミ多謝)
ファンタジーもので、主人公としての姉弟が登場する場合、姉が強いか、弟が強いかは大きな分かれ目ですが、本作は弟が強い方。
弟はその強さを隠していたが、お姉ちゃんにバレてしまい、もともと超ブラコンだったお姉ちゃんはさらに暴走して、というストーリー。
血の繋がらない姉弟(姉は養子)という設定はやや惜しまれますが、ブラコン具合は一級品。
弟と結婚することが姉の中で確定していることや、過剰なスキンシップ等々、公式試し読み部分で十分に確認できます。
タイトルでストレートに出ている「ブラコンの姉」を信じて飛び込んで良いようです。

もう一つ、タレコミから新連載情報(タレコミ多謝)。

姉と弟がまぁまぁ仲良く暮らす日常。』(神仙寺瑛/まんがライフWIN連載)

7月22日から新連載とのこと。
まず何が良いって、タイトルが良いじゃないですか。
一つ上↑の作品紹介で超ブラコン最高みたいなことを言いましたが、まぁまぁ仲が良いのも最高なんですよ。
姉弟なら何でもいいのかと言われれば反論が難しいですが、「まぁまぁ仲が良い」のも良いんです。
超ブラコンがファンタジー的に楽しい一方、「まぁまぁ仲が良い」はリアル系で楽しいという、程度というよりジャンル違い的な。

吉本家は現在姉のねねと弟の政宗の二人暮らし。美人で仕事もバリバリこなすのに生活力皆無な姉に振り回されている政宗だけど、この弟もなかなかしたたかなのです。今日も二人で凸凹な暮らしを満喫中♪

ストーリーもいい感じの姉弟ものですねぇ。これは続きをチェックする必要がある作品ですね。

2023-07-18 22:44

今週のお姉ちゃんチェック

今週はこれと言ったチェック対象が見当たりませんでした。
7月期の新番組も始まっていますが、これは! といった姉アニメもないようですね。
小弟のアンテナの感度が悪いだけだったら申し訳ないのですが。
前期が恵まれていただけに、寂しい限り。

今週は縮小更新ということにさせていただき、これにて!

2023-07-11 23:54

今週のお姉ちゃんチェック

先月から度々話題にしているように、20年前の今頃は姉ゲーが流行り、姉の時代がやってきた! と喜んでいたものですが、
今、当時の作品を思い返そうとすると、まずはインストールディスクを探し出し、インストールを試み(最近では光学ディスクドライブのないPCも普通になりましたが)、
そもそもインストールができるのか、インストールできたとしてもエラーなくプレイできるのか...といった幾重にもハードルが待ち構えているわけで。
ファンブックが出ている作品なら記憶を呼び起こす材料になるにせよ、おねきゅーはテキストが面白いので、また読み返したいなぁという願望はなかなか叶わず。
このあたりはデジタル媒体の限界ですね。はかない。

今週は、『おっちょこドジおねえさん』の続刊第2巻が発売。
ブラコン・シスコンの類の作品ではありませんが、しっかりしていそうに見えるお姉さんが実はポンコツというギャップ、そしておっちょこドジっぷりの面白さで読める漫画です。

2023-07-04 23:54

今週のお姉ちゃんチェック

先月は姉しよ発売20周年祭りだったわけですが、祭りが終わるとどうなるかお分かりでしょうか。
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『お姉ちゃんの3乗(きゅーぶ)』(Marron)発売20周年

ドキドキおねえさん』(アトリエかぐや)発売20周年
記念月間が始まります!
2003年は実に姉ゲー元年でしたねぇ。

"おねきゅー"ことお姉ちゃんの3乗は、竹井10日先生お得意のハイテンション・甘やかされ系コメディ作。
竹井10日先生の姉ゲーは、その2年前に元祖ダダ甘お姉ちゃんヒロインが登場する『秋桜の空に』があるのですが(姉ゲー元年より先に発売されていたという意味で、全姉連的には「紀元前の名作」と呼んでいます)、
小弟が最初に触れたのはおねきゅーの方で、型破りな設定とぶっ飛んだギャグに度肝を抜かれました。
♪お姉ちゃんが大好きなら お姉ちゃんは増えてもいいね!(お姉ちゃんの3乗OPテーマ『キューブ de おねえちゃん』より)
メインヒロインのお姉ちゃんズの他のキャラも個性派揃いで、竹井10日ワールドが繰り広げられるおねきゅーも姉ゲー元年を語る上で欠かせない作品です。

ドキドキおねえさん』は、姉ゲーのヒットメーカー・アトリエかぐやの初期の名作です。
義姉や兄嫁、先生、管理人など、立場は違えどみな年上のヒロインたちとハーレム状態、というフォーマットを作り上げ、同社の姉ゲーの礎となったような作品で、
この後に発売される『ナースにおまかせ』、『姉汁』の黄金期を迎えることになっていきます。

20年前、一斉に花開いた姉ゲー作品の数々。懐かしさと感慨深さがこみ上げてきますねぇ。
発売から20年も経てばレトロ扱いされる時代ですが、いやいや、今でも思い出すとそんなに古い感情でもなく、やはり今も昔も姉は良いものです。