2023年6月27日

今週のお姉ちゃんチェック

アニメ版『異世界ワンターンキル姉さん』最終回を迎えました。
これこそ姉萌えの姉萌えによる姉萌えのための作品のアニメ化。感無量でした。
華麗に動くマヤ姉、声付きでイチャつくマヤ姉が見られて、数多の姉アニメの中でも記憶に残る作品となりました!
原作はまだこの後も続いているので寂しくはないのですが、名残惜しいですね。

姉、ちゃんとしようよっ!』は2023年6月27日に発売20周年を迎えました!
姉好きの同志にとっても、全姉連にとっても、非常に大きな影響を与えた歴史的作品です。

姉しよが発売された2003年頃は、『シスター・プリンセス』(シスプリ)に代表されるように、シスター=妹であり、妹萌えがデファクトスタンダードであり、姉萌えなんて異端扱いだったわけです。
(シスプリをさげすむ意図はなく、むしろシスプリがあったからこそ姉しよを始めとする姉作品群が開花したので。)
異端、と言ってもそれは表面的なことで、実は姉好きを自覚している人達の思いを受け止めるような共通のコンテンツがなかっただけで、実は多くの同志が生息していたわけです。
そこに颯爽と姉全面推しの姉ゲーが現れ、しかも姉コンテンツとしての完成度が高く、何より「面白い」。それが『姉しよ』でした。
もともとの姉萌え層は元より、シナリオや数々の小ネタ、パロ要素の面白さが話題を呼び、姉萌えに転じたプレイヤーも生んだのが大きな功労でしょう。

全姉連は、2003年から遡ること2、3年前にサイトは開設していたのですが、更新するようなさしたるネタもなく、半ば放置状態の閑古鳥でした。
その状況が一変した原因の一つが姉しよの発売。
まさに全姉連向けの姉ゲーとして、更新に事欠かないような状況となりました。
姉しよのファンサイトや二次創作の情報などの記事を更新することが増え、更新の経験が増えるに連れて他の姉ゲーや姉漫画を見つけて記事にする流れができ、更新頻度が上がれば閲覧数も増えてきて...という好循環に乗りました。
なので、姉しよは全姉連の始まりと言えるのです。
全姉連が盛り上がってくれたことで、「姉萌えネタ一本で一つのサイトが成り立っている」という事実を知って驚く人たちに、姉萌えもアリなんだなという意識を植えたと自負しています。
(当時はまだSNSよりも、いわゆる個人サイトが中心の時代でした。あと、全姉連というインパクトのある団体名を命名してくれた知り合いに感謝。)
姉しよ好きが高じた同志達で、姉しよ聖地巡りのオフ会を開催したことも本当に良い思い出で、初めて降り立った鎌倉駅がゲームそのままだったことに感動したことをはっきり覚えています。
野郎の集団で海辺を歩き、長谷のあたりまで行ったなぁ。夜は「柊」という名前の店で飲み会をした記憶があります。今なお巴姉のイラストをアップしてくれる聖★司さんと初めて会ったのもその時でした。聖★司さんも姉しよに大きな影響を受けた一人のはずです。
姉しよで火が付いた全姉連は、その後も姉ゲーを求め、遂にはコミケで姉評論本を出したり、しまいには姉オンリーイベントの開催にまで関わることにもなりました。
姉オンリーイベント『姉魂っ(シスコンっ)』第1回のアフターイベントには、姉しよの生みの親・タカヒロ氏(現・みなとそふと代表)がご厚意でゲストにいらしてくださり、丸戸史明先生、風華チルヲ先生と共にトークイベントを開催するにまで至りました。

こう振り返ると、姉しよ抜きに全姉連はなかったことが分かりますね。
20年も経ちながら、今でもなお各姉ヒロインの性格とか持ちネタとか、しっかりと覚えているのもすごい。
全姉連にとって終生忘れ得ない姉ゲーです。姉しよは偉大なり。