今週のお姉ちゃんチェック
『姉ログ 2』ドラマCD付き特別版(田口ケンジ/週刊少年サンデー連載)
いよいよ第2巻発売。特別版はドラマCD付きです!
昨年9月19日発売のサンデーで連載が始まったので、ちょうど1年でドラマCD化を果たしましたね。
連載開始後は、姉属性内外を問わずサンデーの人気作品の一つとなり、2012年の日本姉大賞を受賞したのはご存知のとおり。
各話の展開や登場人物にバリエーションを持たせながらも、モヤ姉の異常なブラコン思考に1年間笑わせ続けられた姉コミックでした。
モヤ姉に新たな命を吹き込むのは、小清水亜美さん。
ラジオで流れたCMでは、イメージ通りのモヤ姉でした。
田口ケンジ先生、アフレコに立ち会って大興奮だったそうで。
第2巻は、第26話から第50話まで。そしてドラマCDは全16話構成。
これで1280円と聞くと、大変なお得感を感じるから不思議。
9月18日の発売に合わせ、今週のサンデーではセンターカラー&三本立ての姉ログ祭りです。
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先週のチェック漏れ。
『Super Seisyun Broters -超青春姉弟s-』
やや時期外れのアニメ新番組。
こよなく自分LOVEな新本姉弟と、かなり不思議系の斉藤姉弟。
親友同士の二組の姉弟がゆるゆると過ごす日常を描く、漫画原作の5分アニメ。
ブラコン・シスコン系ではなく、姉弟のいる日常系。
第1話は概要とキャラクター紹介で手一杯でしたが、期待に十分応える出来。
5分アニメじゃもったいないなー。
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『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 5』(谷川ニコ)
表紙が素晴らしすぎる。
JK喪女漫画ではなく、姉弟漫画として見てきた我々へのご褒美か?
弟・智貴君の高校進学によって、ますます姉弟漫画の要素を増してきています。
早く結婚しちゃいなよ、この二人!
公式ファンブックも同時発売。
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七夕の夜限定で、ある活動をする同好会に集うメンバーを描く学園モノ。
主人公の友人に双子の姉弟が登場。
その姉は、成海杏お姉ちゃん(CV:陽月ひおり)。
成海大吾の双子の姉。 海人と大吾、杏は幼馴染の関係にある。 双子ではあるが、大吾とは全く似ていない。 海人に対して気さくに話しかける一方、弟に対しては手厳しい発言をする。 朝比奈晴とは親友で、授業をサボりがちな晴のことをいつも気に掛けている。
出た!
弟の友人には優しいが、弟に対しては厳しい姉!
この設定で脳裏をよぎるのは、やはりタマ姉&雄二です。
もしあんな姉弟が幼なじみにいたら、厳しくしつけられる弟に嫉妬して、「僕もあいつみたいに厳しくして!」とお願いするね。
容赦なくタマ姉にアイアンクローされる雄二がカッコ良すぎて羨ましかったんだよ!
おっと、姉の前でよその姉の話をするのは弟紳士のすることではなかった。
双子の姉弟の姉として注目したいヒロインなんですが、攻略可なのかはっきりしませんでした。
仮に攻略できたとしても、その場合は弟を差し置いて主人公が......みたいなことになるので、複雑な気分ですが。
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幼い頃に住んでいた町に戻ってきた主人公と、久々に再会する幼なじみ達との学園生活を綴るストーリー。
主人公達が立ち上げる「動画部」の顧問教師として従姉が登場。
寄忍由良利(よしの ゆらり)お姉ちゃん(CV:御苑生メイ)。
幼馴染の一人で、正司の従姉。 彼が転校する学園に勤めている非常勤講師。 学園に頼まれ、動画部の顧問を務めることになる。非常にマイペースで、授業以外では無口で無表情。
漂う雰囲気はぼーっとした眠たげで、気だるいもの。行動力があり才色兼備と完璧な彼女だが、その寡黙さと、そして喋ったとしても微妙にズレたセリフのため、ここぞというときに外してしまう残念な部分を持っている。
正司のことを溺愛しており、言葉を発しない分常にベタベタと過度なスキンシップをしてくる。
紹介文の途中までは、地味なお姉ちゃんかな、などと思ったのですが、最後の一文で大逆転。
姉といえば騒がしいものという先入観で、無口キャラは守備範囲外でしたが、おとなしい幼なじみお姉ちゃんがベタベタしてくる様子を想像したら、これはアリだと判定が出ました。
ただ、作品の中心テーマが、幼なじみから恋人への変化、のようなので、濃厚な姉弟感を期待するのは、もしかしたら筋違いかも。