2014年4月期の姉アニメチェック
他人の頭の上に立つ様々な「フラグ」を視たり折ったりする能力を持つ主人公と、その周囲の女の子たちを描く学園モノ。
ところで、元祖ダダ甘お姉ちゃんといえば、『秋桜の空に』の桜橋涼香お姉ちゃんであることは皆さんも学校の教科書で習ったとおり。
いずれ誰かがダダ甘姉を生み出したのかも知れませんが、それはまさにコロンブスの卵であって、妹ブーム吹き荒れる2001年に姉をメインヒロインに据えて世に放った竹井10日先生の切れっぷりは2年後の『お姉ちゃんの3乗』で再び姉スキーの度肝を抜くのです。
昔話はさておいて、その竹井10日先生の人気ライトノベルシリーズ及びコミックス原作のアニメ化。
注目はもちろんダダ甘姉の召喚寺菊乃お姉ちゃん、通称お菊ねえです。
主人公の幼なじみでありながら実の姉弟同然のお姉ちゃんポジション。
たとえ幼なじみでも姉キャラの要素十分なのは、今までの竹井作品に触れてきた諸弟にはご存知かと。
涼ねえはお隣でしたが、今度は学園寮が舞台なので、むしろ同居感はアップ。
基本的にデキるお姉ちゃんで安心感があり、それがさらに姉同然といった雰囲気を持たせてくれます。
年齢は1歳差、でも留学により1年留年のため同級生の設定。
ライバルとなるヒロインが多い中、果たしてアニメではどれほど存在感を見せてくれるかが見どころ。
なお、主人公には実の姉がいるという設定なのですが、物語の謎の部分にも絡んでいるので、アニメ版ではそこまで語られるところまでは行かないでしょう。