2014年10月19日

今週のお姉ちゃんチェック

姉ゲーは1週間前倒しのチェックです。

『あねよめカルテット』(CandySoft)

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家族同然の付き合いをするお隣の四姉妹の中から一人を嫁に選ぶことになった主人公の物語。

毎月の姉ゲーチェックでは、ブランドやスタッフだけで判断しないよう努めているのですが、何にでも例外はあります。
CandySoft製作の姉ゲー、そしてシナリオの主幹が佐々宮ちるだ氏と来れば、もう今月の本命と言わざるを得ません。
その内容も、4人のお姉ちゃんが、大好きな弟分である主人公の争奪戦を繰り広げるという姉多人数型で、これぞCandySoftの王道と言うべき作品。
ストーリーも王道なら、姉4人の構成も王道です。

・仕事は出来るのに、家ではグータラで光輝をこき使う長女
・光輝のことが大好きで、ひたすらに甘やかせちゃう次女
・家事万能でご奉仕してくれる、メイドだけど引きこもりの三女
・光輝を自分専用のオモチャと公言してはばからない四女

構成だけでなく、順番も完璧。

ではまず、長女の花菱由梨奈お姉さま(CV:御苑生メイ)。

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花菱四姉妹の長女で会社員。
ビシッとスーツを着込んで颯爽と出勤する姿はなかなかキマっている。
しかしひとたび帰宅すると、
お酒大好きでグータラ・ズボラの困ったお姉さんに変身。
家事には一切手を出さず、
ことあるごとに光輝をこき使って身の回りの世話をさせており、
「このまま老後まで面倒見てね」と真顔でお願いしてくる。

会社では若くして責任ある部署を任されているらしく、
残業続きで帰宅時間も遅くなりがち。
光輝と顔を合わせる時間が他の姉妹より少ないことを不安に思っている。

いざという時は長女らしく、
個性豊かな妹たちのとりまとめ役となり、
光輝に対して行き過ぎる行動を取る妹たちを嗜めることも。
妹弟にとっては頼りがいのある姉でもある。

「弟ってのはね、だまってお姉さんの言うことをきいてればいいのよ」

この後に続く3人のお姉ちゃん全部そうなんですが、総裁のツボを的確に捉えた姉ばかりで困っています。
外では有能・家ではグータラ、酒好き、スーツが似合う、長女の威厳と自覚。
四姉妹の長姉として非の打ち所がない姉です。
それぞれの姉に際立つ個性を持たせる多人数型では、こういうリーダーシップを取れる姉が絶対必要。
しかし、グータラだとか酒飲みだとかの人間味も持っていて、親しみやすいボス姉。


このリーダー格の姉に続くのは、もちろん甘甘おっとりタイプ。これが姉ゲーの様式美。
(あらあらうふふ系を長女に、才色兼備系を次女に置くパターンもありますが、いずれも王道で、優劣はないとの結論に達しています。)
花菱桃音お姉ちゃん(CV:星空ユメ)

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幼い頃から光輝のことが大好きで、何かと甘やかしてきたお姉ちゃん。
このまま一生面倒見ちゃうと公言してはばからない。
四姉妹の中で一番の巨乳。
美貌と人当たりのよさからご近所の評判も良く
大学のミスコンでは3連覇間違いなしと言われる。

趣味はお菓子作りだが、それ以外の料理や家事は壊滅的。
本人にやる気がないわけではないが、
手をつけると大変なことになるので、三女の桜織に止められている。

癒やし系のおっとりした性格から
姉妹弟間の仕切り役になることも多いが
光輝に関わることには暴走しがちなため、軽く扱われることも多い。

「は~い、お姉ちゃんの甘~いスイーツ、召し上がれ」

ブラコン、甘やかし、癒やし系おっとり、金髪碧眼、巨乳。
どーすんのこれ。総裁にとっては数え役満なんすけど...。
「おねえちゃ~ん」と言って胸に飛び付きたい。
そして、よしよしされながら「あらあら大きな甘えん坊さんね」と言われたい。
このほかにも本能から溢れ出る欲望が止まらないんですが、付き合わされる皆様のことを考え、自重します。


花菱桜織(さおり)お姉ちゃん(CV:桃也みなみ)

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掃除洗濯料理に針仕事まで、
なんでもこなすパーフェクトメイドお姉ちゃん。
ただし、あくまでそれは家の中だけで、
ひとりでは一歩も外に出ることはできない
極端な対人恐怖症の引きこもりダメイド。

あまり感情を表に出さない鉄面皮でどこかクールでミステリアスだが、
思い込みが激しくガンコな一面も持つ。
幼い頃から接してきた光輝にだけは心を開き、
彼のためになら積極的になることも。

学園生だった頃までは普通に外出もできていたはずなのだが、
卒業後に引きこもるようになってしまった。
その理由は不明である。

「これくらい、当家のメイドとして当然のことですから」

3人めは、こんな感じのクールでひと癖ありそうなお姉ちゃんが来ますよね。
メイドは変化球ですが、落ち着いたメイド服に、物腰も柔らかそうなキャラクターデザインで、取っ付き易くて仲良くなれそうなお姉ちゃん。
姉とメイドの組み合わせは良いんですよ、ホントに。
公開されている事前情報だけで言えば、結婚相手という観点からは、このお姉ちゃんがベストかと。
なお、メイド服の可愛さもさることながら、着ぐるみパジャマ姿が反則。


四女・花菱杏(あんず)お姉ちゃん(CV:綾音まこ)。

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わがまま気ままな四姉妹の末っ子。
小さい頃から光輝にいたずらしたり、ついついいじめたりして反応を楽しんでいる、彼にとっては迷惑この上ないお姉ちゃん。
光輝にどんないたずらするか日夜研究しており、明確なレポートを残したり女友達に弟の反応を事細かに話して引かれたりするぐらいの重症である。
基本的に光輝を自分のオモチャだと思っており
いたずらが暴走すると手が付けられないが、
自分以外の人間が光輝をいじめることは絶対に許さない。

姉妹弟間では光輝とともに突っ込み役に回ることが多く、
普段は一緒にゲームしたりする、
友達感覚で付き合える間柄でもある。

性格は気分屋で学業成績は得意科目とそれ以外の落差が激しく、
意外にも理数系には強い。
姉たちからは、苦手科目の勉強もするようによく言われている。

「だって、アンタからかうの面白いんだもん♪」

末っ子の弟と歳が一番近いお姉ちゃんと言えば、遊び友達的でやんちゃなタイプの姉!
そのお手本のようなお姉ちゃんですね。
歳の離れた姉とは違って、同年代で意気投合する感覚とか、一緒にバカができる関係とか、そんな意味での近しい姉弟になれるのがこの位置。
たった1歳でも年上なのを強みに、姉の強権で弟を振り回すキャラなのもお約束。
姉妹間では末っ子ゆえに、上の姉達に対する対抗意識と、唯一自分の下にある弟を好き放題してきたことから、弟の独占欲が強くなりがちなのもこの位置の姉。
一番下の姉だからといってブラコン度合いでは油断できません。


プロローグが楽しめる体験版では、4人のお姉ちゃんから可愛がってもらえることに加え、姉妹間の力関係や賑やかな大家族感も味わえました。
サブキャラ達にも姉弟設定が見え隠れして、隅から隅まで姉満載の様子です。
ブランド・スタッフも信頼でき、原画も人気のHisasi先生。安心ですね。


『恋春アドレセンス』(Eclair)

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オンボロ学生寮を舞台に、幼なじみや先輩・後輩、姉妹らと繰り広げられる青春学園モノ。
公式サイトで、その紹介される順序って重要だと思うんですが、本作では...
幼なじみ・先輩・妹・後輩・幽霊と来て、やっと出てくるお姉ちゃん。
一応は実姉のようですし、愚痴は言うまい。

浅羽守祢(かみね)お姉ちゃん(CV:かわしまりの)。

Eclair『恋春アドレセンス』応援

天上天下唯我独尊お姉ちゃん

主人公の姉。桜春学園の学生会長。口の悪さと自由奔放さは兄妹と共通。
成績優秀、容姿端麗、万能を体現した超人的な存在感に男女問わず人気がある。
あずま荘では絶対的権力者(保護者)。
下手に逆らうとこの世の理不尽を体感することになる。
困った時はなにかを犠牲にするとあら不思議、頼れるお姉ちゃんに早変わり。
副会長の茉莉、書記の九と合わせて、
桜春学園の『学生会美少女トリオ』と呼ばれている。仲も良い。
妹とは異なり、ドが付くほどのブラコンではないが、ほんのりブラコン。

姉に逆らうことを許されない、逆らうと恐ろしい目に遭う姉弟関係って大事。
例えばダダ甘でとことん甘えさせてくれる菩薩様のような姉でも、弟が調子に乗って言うことを聞かないことがあればビシッと叱れるのが良い姉です。
こちらのお姉ちゃんも、姉弟間のヒエラルキーはきちんと守らせるタイプのようですね。
敢えて"ほんのりブラコン"というのも、それはそれで良いですよ。


『デーモンバスターズ えっちなえっちなデーモン退治』(MOONSTONE Cherry)

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学園の風紀委員である主人公が、突然現れたデーモンバスターを名乗る2人の美少女とともにデーモン退治をすることになって......というストーリー。

陽名田愛お姉ちゃん(CV:御苑生メイ)

1つ年上の幼馴染で、風紀委員会の会長をしている。
抜群のスタイルで、学園内でも男子学生に大人気。しかし、主人公以外の男に興味がない模様。
いつも楽しげに微笑んでおり、生徒間のいざこざも包容力のある笑顔で解決してしまう。
しかし、セクハラを繰り返すなど、ひどいエロさを備えているため、リゼラとは違う方向から面々を振り回すことも。
エッチの経験は無いが、何度も搾り取るように攻めてくる。

年上の幼なじみキャラか、と思ってスルーはちょっと待った。
紹介に添えられたセリフ
「ほらほら もっとお姉ちゃんに甘えていいんだよ~」
は注目すべき。
自分のことをお姉ちゃん呼びする子は、ただの幼なじみとは一線を画します。
その上で紹介文を読み直せば、なかなか姉的キャラとしてのポイントは高い。
セクハラキャラとは言え、主人公以外の男に興味がないのなら、ブラコン的でもありますね。