今週のお姉ちゃんチェック
幕末の志士、坂本龍馬が生涯にわたって慕い続けた姉の「乙女」の像が、龍馬の誕生日に当たる15日、高知市の記念館に完成しました。
(中略)
この記念館の中庭に、少年時代に母を亡くした龍馬が生涯にわたって慕い続け、大きな信頼を寄せていた姉の「乙女」の像が完成し、179回目の誕生日となる15日、除幕式が行われました。
残された乙女の写真を基に高知市の造形作家が製作した像は、背が高かった乙女の身長と同じ1メートル76センチあり、堂々と腕を組み、同じ中庭にある龍馬の像を見守るように設置されています。
(以下略)
高知観光の新たなスポット誕生です。
龍馬を見守るように建てるとか、いいですね。
身長の高い姉、憧れるわぁ......
Wikipediaの坂本乙女の項では、体重もかなりあったように記載されていますが、大きいお姉さん好きには些細なこと。
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バス事故で昏睡状態に陥った姉・千尋。
やがて目を覚ました姉の様子に違和感を感じる弟・宏樹は、姉の身に起きた異変を知って......というストーリー。
第1話がWEBで読めるので、読ませてもらったほうが早いですね。
こういうお姉ちゃん、大好き!
思えば、今までも「おっさんみたいな姉」は好みの部類でした。
風呂あがりがだらしないとか、セクハラ好きとか。
しかし、このお姉ちゃんに素直に萌えていいのかどうか、迷ってしまうという不思議な設定の姉。
サンデー系で新人賞佳作受賞かつ連載デビューが姉モノという意味では、今後が非常に楽しみな漫画家さんですね。
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『あねちじょ マックスハート』(著・橘ぱん/イラスト・あまかわあきと/フランス書院美少女文庫)
実姉VS女神が弟のパンツをめぐって争う姉ラノベ『アネかみ!』の著者・橘ぱん先生がフランス書院美少女文庫で姉新刊!
こちらは読了済みです。
『アネかみ!』のお姉ちゃんをリミッター解除して美少女文庫で出したらこうなっちゃいました、って言ったらお分かりになるでしょうか。
(『アネかみ!』の紹介記事については、全姉連会報第16号[PDF]を参照)
主人公の実姉・更紗お姉ちゃんが、弟の高校入学を機に弟狩猟解禁を宣言し、自宅で、学校で、あらん限りの弟イチャラブを繰り広げます。
訳あって2人暮らしの姉弟。ブラコン過ぎて残念な姉は、意外にも生活能力が高く、弟は姉に頭が上がらない(ただし、姉と合体中だけ立場が逆転)。
弟の高校入学により、学校でもずっと一緒の生活が送れるとお姉ちゃんが喜んだのもつかの間、弟に言い寄る悪い虫が湧き、お姉ちゃんの弟魂に火が付いてさあ大変、となります。
まさに橘ぱん先生の作風が美少女文庫に持ち込まれた1冊と言えるでしょう。
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『しすたー・すきーむ 3』(mink)
11月の姉ゲー重要作だったんですが、まさかのトラブルによるマスターアップ後の発売延期。
とっくに記事も書いていたのに......
せっかくなので、今月紹介します。
なお、発売延期のお詫びとして、体験版Ver.2が用意されています。
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人気シリーズ『しすたー・すきーむ』第3弾。
3作目まで出るのはなかなかありません。
ストーリーはおなじみ、弟主人公宛てに正体不明の犯人から届くえっちな指令が送られてきて、「お姉ちゃんとキスしろ」から段々エスカレートし、最後には......というもの。
今回のお姉ちゃんは1人。加えて、新たに同居することとなった年下の幼なじみヒロインが登場。
妹的な存在が登場してもなお「あねもえ・アドベンチャー」を掲げていることからも、お姉ちゃん本命路線は確定しているものと信じています。
麻倉あかねお姉ちゃん(CV:桜城ちか)
主人公の姉。主人公と同じ学校、一学年上。
優等生で言い寄る男が多いが、相手にしていない。
弟が本命と疑われることもあるが、ちゃんと姉弟の一線は守っている。
主人公から見て頼りがいのある姉だが、一枚皮を剥ぐとぽんこつ性があり、さゆみが絡むと失敗も多い。
主人公のことになると真剣になり、行きすぎるほどキツく当たることがある、らしい。
ご覧のとおり、表向きは過激なブラコンには見えませんが、これでいいんです。
小弟が『しすたー・すきーむ』で気に入っているのは、えっちな指令でも姉弟だからと言ってそんなに照れずに淡々とこなしていく妙なリアル感です。
今回も、例えば「学校でお姉ちゃんの○○なシーンを撮れ」みたいなものがあったとしたら、周囲にバレずに指令を達成することが目的になって、弟に○○なシーンを見られることは何とも思っていない風だったりしたらブラボー三唱です。
だから、あまりブラコンが過ぎてお姉ちゃんノリノリで大サービスしちゃうような展開はあまり似合わないと思うのです。
......言いたいこと、伝わってます?
今回は擬似妹役がいますが、彼女がどう関わってくるのか、上手い姉の引き立て役になってくれていればいいですね。
なお、しすたー・すきーむの前作と前前作の記事は、全姉連会報バックナンバーの9号と13号を参照してください。