2020年5月19日

今週のお姉ちゃんチェック

鬼滅の刃』が最終回を迎えたそうで、この作品の面白さと人気には小弟も同意するところですが、唯一にして最大の欠点は、禰豆子ちゃんが姉ではないということであります。
禰豆子ちゃんは姉でしょう...
禰豆子ちゃんは姉でしょう...
禰豆子ちゃんは姉でしょう...
これほどまで作品に物申したいのは、『ウィッチクラフトワークス』の綾火さんが先輩ではなく同級生設定だったとき以来ですよ!

吸血鬼は僕のために姉になる』(著・景詠一/イラスト・みきさい/ダッシュエックス文庫)

今週発売のライトノベル(タレコミ多謝)。
タイトルどおり、吸血鬼のヒロインが主人公の姉となっていく作品の様子。

丘の上の屋敷には、盲目の吸血鬼が住んでいる。そういう噂を聞いたのは、僕がとても小さな頃だ。 唯一の肉親であった祖父を喪った僕は、件の女性、霧雨セナに引き取られた。 彼女の正体は噂通りの吸血鬼。ただし、性格は心配性でおせっかいの姉といった感じで、おまけに物理的な距離が常に近い。 そんな彼女のまわりには、一つ目の怪物、犬の郵便屋など、多種多様な生き物が溢れていて、それらが視える僕には特別な力が宿っているらしい。 未知の世界で新しい家族――吸血鬼・セナをはじめとする人外の存在と絆を深めるラブコメディ。 第8回集英社ライトノベル新人賞《銀賞》受賞作!

吸血お姉ちゃんというと、もはや古典の域『羊のうた』を思い起こしますね。
あちらは実の姉でしたが、こちらは人外の女性と姉弟同様の関係を築いていくようですね。
唯一の肉親を亡くして人外に身を預けられる... これもまた王道の人外姉モノストーリーです。