『kiss×sis』(ぢたま某/別冊ヤングマガジン) 第2話も必読の姉コミック
一日千秋の思いで耐えに耐えた2か月間…やっと、やっとあこ姉りこ姉2人に再会できました、『kissXsis(キスシス)』(ぢたま某/別冊ヤングマガジン)。
(ちょうど良いリンク先がないので、仕方なくヤンマガサイト)
今回はわずか2店目のセブンイレブンで発見、緊急確保いたしました。
第2話「2nd×kiss:ふたりのかけひき」
前回、圭太が姉を思うあまり手首をねんざ→お風呂場で姉弟いちゃいちゃドタバタ→姉の恥ずかしい姿を見て卒倒→思春期の弟の恥ずかしい世話をされる、とステキな夢を見させてくれたあの日から一夜明けたお話。
今回の主な舞台は病院。
前半戦はあこ姉からの積極的な攻め、途中あこ姉りこ姉による弟争奪戦を経由して、後半戦はりこ姉による誘惑。
圭太以上にジタバタさせられること必至で、ぢたま先生のやりすぎっぷりに感動です。
前回と同じく、あるいはそれ以上の姉コミックであることを、全姉連総裁であるこの私が保証します。
さて今回、あこ姉は病院らしいネタで圭太にアタック。あこ姉のノリの良さが光ります。
「世話好きが高じてお節介」の罠も巧みに回避。姉としてのキャラを守っている所が良いです。どーんと全身アップのあのシーンとそのセリフ、それに対する圭太のずっこけ方が、自分の反応とシンクロしました。最高。弟の夢の一つだよねぇ。
りこ姉は…ちょっとなめてました。(既に読んだ弟にとってはダブルミーニング)
このお姉ちゃん、やはりとんでもない食わせ者です。一見、天然を装いながら全て計算ずく。もはや悪女いや悪姉の領域。弟にとって、こういう姉が一番辛い。辛いという漢字は幸いという漢字に似ている意味も込めて。ついでに言うと、えっちぃ。ものすごく。
ともあれ、こんな姉の描き分け方もあるのかと感心する姉コミックです。単純に「優しい姉」とか「甘い姉」、「厳しい姉」では分類不能なお姉ちゃんズ。まず「あこ」「りこ」という魅力的な個性を持つ女の子が先に作られ、それに姉属性が付いていった、と言えるでしょうか。
最近思うのは、例えば「甘い姉」の設定が先に立てられて、それに個性が後付けされていったような姉キャラは、底が浅いな…という事なので、特にそう感じるのかも知れません。
話は脱線しましたが、今回もぜひ読んでおいて欲しい、ぢたま某先生の姉コミック。
前回を読み逃していても問題なしです。何やら、1ページ丸ごと使って、前回のハイライトまで紹介されています。この辺に編集部の気合も感じられるというもの。
「あこ(上の姉)」「りこ(下の姉)」と紹介されているのは、言い得て妙。
ちなみに、扉はお姉ちゃんズのぶるまぁ姿。あこ姉は上着出す派、りこ姉は上着しまう派の模様。芸が細かい。
「次号、姉ちゃんズの罰ゲーム♥」の一文に心躍るも、発売は4月28日。待ち遠しくて干からびるって、ホントに。
今回もきっちりアンケート葉書は書かせていただきます。アニメ化・OVA化が叶うその日まで。せめて月刊化…
貴弟も必ず一言を。