2009年6月28日

2009年7月期の姉アニメチェック

4-6月期のアニメは、姉観点からは特筆すべきモノは……。
ゼロではなかったんですけども。
まあ、キスシス第1話があったので、それだけでもおなかいっぱいでした。
未だにりこ姉ちゃんのはだかが目に焼き付いて離れません。


では、7月新番組の姉アニメチェック。



『東京マグニチュード8.0』


夏休みのある日、小野沢未来お姉ちゃん(中1)は、弟の小野沢悠貴(小3)とともに台場へ来ていた。
反抗期真っ盛りの未来姉が
「毎日毎日ヤなことばっかり……。いっそのこと、こんな世界、壊れちゃえばいいのに」
と思ったその瞬間、東京をマグニチュード8.0の大地震が襲う。
現地で知り合ったバイク便ライダーでシングルマザーの日下部真理(32)の助けを借り、二人は世田谷の自宅を目指す…というストーリー。

姉と弟の二人が主人公です! 姉アニメ度高し!
大災害後の異常な状況下で、家族愛・姉弟愛が試される作品といったところじゃないでしょうか!?
中1の姉と小3の弟は、まだまだ子どもですが、子ども故の素朴な姉弟愛を楽しんでみたいところ。

巨大地震、姉弟二人の避難の旅…と聞いて、『バイオレンスジャック』(永井豪)と重なりました。
全姉連の盟友・瀬川氏の『お姉さんマンガ読本vol.3』で、このマンガのレビューを書くために読んだのですが、これが1970年代の作品かと驚くほどの姉マンガ。
絶望的な状況下で、姉弟そろって生き抜こうと弟を守り導く姉と、ただの甘えん坊のシスコンだった弟が逞しく自立していく様が描かれています。
(長編漫画ですが、姉目当てなら最初の1巻だけで十分)
姉弟愛は、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされた時、真価が問われるのかも知れません!(大きく出たな)



『よくわかる現代魔法』

集英社スーパーダッシュ文庫刊のライトノベル原作。
読んだことはないので、間違った点があれば指摘して欲しいのですが、最強の現代魔法使いに弟子入りしたドジっ子女子高生が主人公で、その最強の魔法使いが弟持ちのお姉ちゃん、ってことですね。
そのお姉ちゃんの名前が姉原美鎖(25)(CV:生天目仁美)とおっしゃる。姉原です、姉原。
姉崎とか姉川とか、お姉ちゃんキャラが鍵を握る作品は、姓に姉を付けるのが常識であり、マナー。

漆黒の瞳と腰まで伸びた黒髪、白い肌に恐ろしく整った容姿を持つ、 銀縁眼鏡がよく似合う美女。ただしド近眼。 魔法使いだった曽祖父の魔法技術を現代によみがえらせた、 言わば現代魔法の第一人者であり、現存する最強の魔法使いの一人。 銀座にある古い洋館に、弟の聡史郎と一緒に住んでいる。 魔法を応用し、コンピュータソフトの仕事もしている。


一方、弟の姉原聡史郎(高2)は…

美鎖の弟。姉原家の魔法使いとしての才覚は継承されていない模様。 母親の「料理が上手」と「家事全般」の才能が遺伝した(反対に美鎖 には、魔法の才能のみが遺伝している)。 魔法というものを頭から信じていないので、姉やその周辺の事象を 「ペテン」と胡散臭がっている。

この弟、シスコンの照れ隠しのためにペテンだ何だと言い張っているだけじゃないかと読み取れるんですが。
ここには紹介されていませんが、この姉弟は小さい頃に母親を亡くしたとかで、お姉ちゃんが母代わりだった、という設定があるようで。
これはもう「姉には頭が上がらない」ってことと同義。良い姉弟関係に違いない!