2013年7月14日

今週のお姉ちゃんチェック

おねえちゃん再起動!(リブート)』(著・佐々宮ちるだ/イラスト・いわさきたかし一迅社文庫

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全姉連認定・姉萌え系作家の佐々宮ちるだ先生。
オリジナルライトノベル新作は、嬉しいことにまたもや姉ノベル!
タイトルに輝く「おねえちゃん」の文字だけで魂が揺さぶられるほどに期待しております。

内容は、と言えば、佐々宮先生のブログで少しずつ明らかにされるはず......が、ストーリーの性質上難しいとのこと。
全姉連諜報部(姉KGB)による独自の情報収集の結果判明したその内容は......確かに難しい。
『おねえちゃん再起動!(リブート)』から素直にイメージできる要素も含み、ただそれだけでも終わらない姉ノベルであることは間違いない様子。
言わずもがな、お姉ちゃんはブラコン、弟クンはシスコンってこともほぼウラは取れています。
何より、過去の著作で積み上げてきた「姉ノベル」についての実績こそが安心感。
7月20日の発売日が楽しみです。



舞台『小野寺の弟・小野寺の姉』

なんと舞台化されていました。

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四十路の姉と三十路の弟(ともに独身)の二人暮らしの日常を描いた、ハードカバーの姉弟小説。
中年姉弟だって姉萌えできることを証明した異色の姉ノベルとして、昨年の冬コミ新刊の会報でも推薦した1冊です。
舞台化とは思いもよらなかった。

おしゃれさん的な予告!
原作はもっと地味なんだよ。TIGER & BUNNYとは真逆で、古い昭和一軒家が舞台の。
まあ、あの地味さを忠実に再現すればいいってものじゃないことは素人でも分かる。
(でも弟は原作よりカッコ良すぎだろう)

東京公演は7月12日から8月11日まで、大阪公演は8月22日から8月28日までです。



『ぜったいマジラブ! あまイチャはぷにんぐ! 姉妹×姉妹でドキエロ性活!きゅんメロパワーを収集せよ!』(TinkerBell)

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突然現れた天使見習いのためラブパワー収集をすることになった主人公の物語。
ヒロインが、主人公の実姉妹、お隣に住む姉妹のダブル姉妹構成。ハラショー。

まずは実姉からでしょう。
霧野沙希お姉ちゃん(CV:赤司弓妃)

悠斗の実姉。ママデレ。
おっとりしていて優しく、甘やかし包み込んでくれるタイプ。
大人の女性的な感じで性格も優しいが、芯はしっかりしている。
スタイルが良く異性にモテるが極度のブラコンのため、悠斗以外には全く興味を示さない。

「悠くんは、何にも心配しなくていいよ。 お姉ちゃんに任せて......」

実姉かつ正統派甘甘お姉ちゃん。文句のつけようがない。
ママデレとはママのようなデレっぷりってことでOK?
サンプルボイス2番は、お姉ちゃんの得意技「怒っているのに怒っていないお姉ちゃんセリフ」。
もし可愛いリアル姉がいたら、お願いしてでも言ってもらいたい。


そして嬉しいもう一人の姉キャラ。
日向結菜お姉ちゃん(CV:野々村紗夜)。

悠斗の義姉的存在。エロデレ。
隣家に住む姉妹の姉の方。
体が弱く、最近は学園を休みがち。
頭は異常な程に良く、昔から皆の家庭教師役だった。
エッチに対しても「勉強家」で頑張って勉強しては、悠斗を誘惑してくる。
少しミステリアスなところがある。

「悠斗君、女の子の体に興味ある? 私は、男の子の体に興味津々よ......」

俺の貞操が狙われている!
実姉がいるならば、弟の体はお姉ちゃんのために大切にするのが姉弟間の倫理。
だが、そういう方面に興味津々で実践してくる隣のお姉さんがいた場合、むげに断って冷たくするのは年下君としてあるまじき無礼にあたるのではないか!?
実姉原理主義者には背徳感あふれる攻略対象となろう。




『受精してよ千鶴さん! 人妻と恋するひと夏』(Lilith)

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タイトルといい、人妻設定といい、あーやっぱり全ママ連管轄だから踏み込んじゃ悪いかと思って見てたら、ギャラリーページを開いた瞬間のインパクトで横取り決定。

子どもの頃、自分の面倒を見てくれた女性・千鶴さん。
家の都合で引っ越してしまった彼女と久々に再会するところからスタート。

栗原千鶴お姉さん(CV:ひむろゆり)。

皆人の近所に住んでいたヒロイン。
昔は主人公の家の近くにすんでいたが
両親の仕事の都合上で引越しすることになる。
その後結婚をし、彼女は昔の街に戻ってきた。
皆人と再会し彼に結婚したことを告げる。
昔も今も皆人の姉的な感じで
彼を弟のように愛でている。
(後略)

人妻お姉ちゃんは変化球の一つではあるけれど、「思い出の初恋の年上女性」なんて今になって珍しい題材ではない。
ギャラリーページのトップの絵とセリフも、実は姉萌えの歴史の中で使い古されたもの。
なのに、不思議と心惹かれるこのオーラは一体なに?
むしょうに年上とイチャイチャしたい欲をそそる魔性の人妻キャラと見た。

DL版、パッケージ版とも二千円台で、最近ご無沙汰していたLILITHブランドです。


『雨音スイッチ ~やまない雨と病んだ彼女そして俺~』(黒鳥)

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メインヒロインが病んでます。
メイン以外に4人が登場して、その中に従姉のお姉ちゃんの姿を発見。
従姉の水島雪華お姉ちゃん。

修栄学園大学教育学部に所属。
慎二の従姉で、父を失った慎二を小さい頃から可愛がって面倒を見て来た。
優しく大らかな性格をしていて、母性に溢れる人物。 しかし怒る時は怖い。
慎二に従姉として以上の感情を抱いているが、これまでは自らもそれに気付かぬふりを貫いてきた。

特にヤンデレ傾向は感じ取れない紹介ですが、無事で済む保証はまったくないわけで。
彼女が精神的に危うくなった場合に適切な対応ができるプレーヤーのみ許された作品。

『僕だけが知らない恋人と姉妹がビッチギャルになった理由』(Miel)

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幼なじみの恋人、そして姉と妹の3人が登場。
急に外見が派手になった彼女たちのことが心配になった主人公はある日とんでもないものを見てしまい......というストーリー。

NTR注意ですね。
姉NTRに興奮する層は全姉連会員の何割程度いるのか見当つきませんが、やはりニッチだろうなぁ。
でも、ゼロではないと思うので、チェックしておきましょう。
人の趣味には口を出さないのが紳士。

西野優香お姉ちゃん。

主人公の姉で優しい教師。 知的でほんわかした雰囲気を持っている。 押しに弱く、また天然、方向音痴。 主人公のことをとても大切にしているが、普段は教師という立場上距離を置いている。

確かにこんなお姉ちゃんが急に男ウケするような格好をするようになったら、弟は心配するわなぁ。
こういうゲームで、なーんにも起きずにただ平凡な毎日を送ることになるルートがあったら、それはバッドエンドと呼ぶのでしょうか。