姉始めは『姉☆孕みっくす2』(LiLiTH)
2006年、正月。
皆さん、リアルお姉ちゃんと、あるいはバーチャルお姉ちゃんとの姉始めはちゃんとできましたか?
総裁は4日より通常営業モードに切り替わるので、今日慌てて姉始めを済ませました。
えーと、誰が良いかなーと目に付いたのは『姉☆孕みっくす2』(LiLiTH)。
そうです、年末ギリギリに発売されたリリスの姉ゲーで、昨年2月の『姉☆孕みっくす』の続編のあれです。
「2」のタイトルが付く続編ではあっても、前作とは設定もヒロインも全く違うゲーム。
前作では、お姉ちゃんも弟も少々姉弟愛が足りず、厳しい結果だっただけに、今回はリベンジなるかお手並み拝見とばかりにプレイスタート。
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合格ッ!
もう十分合格ですよ。良い良い。お姉ちゃん好きのツボをモリモリ突いて来ます。
まず、お姉ちゃんが2人に増員され、優しいお姉さんタイプ+ちょっといぢわる姉貴タイプの2つの味が一度に楽しめるこの幸福感…!
優しいお姉さん=はるか姉さん(CV: 紫苑みやび)は、母性を兼ね備えながら甘ったれな面も有していて、いいお歳なのに可愛さ一杯。沙希姉に優しくしているとふくれるヤキモチ焼きな面が弟泣かせ。
はるか「聡司ちゃん、沙希ちゃんの面倒ばっかり見るんだもの。お姉ちゃん寂しいわよ~」
姉貴型のお姉さん=沙希姉さん(CV: 春日アン)は、とにかく弟を子分扱い。口より何倍も手が出るが、変に照れずに弟への愛情を表現できる姉。弟のことを「弟」と呼ぶ、初めて出会うタイプの姉です。新鮮。
沙希「弟はあたしの子分っ。これはもうずっと、一生♪」
主人公は当然シスコンですが、姉弟のタブーに葛藤する健全な青少年。お姉ちゃんのことなら何でもまめにこなす、年季の入った弟職人です。
と、以上のように、登場人物は姉ゲーとして魅力的に仕上がっています。
テキストの方も、姉萌え好みの言い回しが多くて満足。媚びたような臭さも無く、こういうのは好きです。「妊娠」とか「赤ちゃん」のキーワードも忘れてはいません。あと、姉弟みな血縁ありです。
ストーリーの柱は、前作同様「お姉ちゃんと子作り」に流れるようになっていますが、それほど設定に引っ張られることもない様子。あくまでさわりの部分だけを見ての感想ですが。
2000円(DL版1800円)のソフトなため、圧倒的なイベント数やテキスト量というワケには行きませんが、逆に言うと変わりばえの少ない日が続くよりも濃縮された数日を楽しめて良いとも。ボリューム感は少なくとも価格以上にあります。
実はまだはるか姉さんに一回可愛がってもらっただけに過ぎません。
しかし、ここまででもう前作の負けを取り返した気分。
もし『姉☆孕みっくす』のイメージで敬遠しているとしたらもったいない。
迷っている位だったら、飛び込んでみていい1本です。
新年から当たりの姉ゲーを引き当てて幸先の良い2006年の姉始めとなりました。