みなとそふと『君が主で執事が俺で』体験版公開
ダウンロードのために、土曜日でありながら平日と同じ時間に起きるという暴挙に出た総裁。
「こ、これで期待裏切ったら、承知しないんだからねっ!」
そして、期待は裏切られたのでした。
良い方に。
■鳩ねぇの出番多し!
大まかなストーリーは貴弟も予習済みかと思いますが、このお話、主人公と鳩ねぇが家を飛び出して来る所から始まります。
すなわち、本作は上杉姉弟の愛の逃避行と解するのが相当かつ妥当でありまして、自然、久遠寺家にたどり着いた後も「姉弟二人がどうなったか」との視点が中心。
確かに、圧倒的風格のヒロイン・森羅様が名実ともに主に君臨していましたが、我が全姉連的には上杉姉弟の物語と思いこむことも十分可能。
■姉がブラコンなら、弟もシスコンで
鳩ねぇといえば、「私は上杉美鳩。ブラコンです。よろしくお願いします」のセリフで世の弟心を一気にかっさらいましたが、
弟まであんなシスコン君だったとは…
二人だけの姉弟において、姉はブラコン・弟はシスコンでは、もう入り込む隙がありません。
この関連の名台詞が体験版内だけで既に散見されるのでお楽しみに。
それにしても、弟クン自身シスコンであることを公言してはばからないのが新感覚。
おねきゅーの未空クンはシスコン呼ばわりされて「何だとコンチクショー」とキれるのがお約束で好きだったのですが、
弟自らが「悪いけど俺シスコンなんで」的発言でウケを取るのは、姉しよでもほとんど見られなかったシーン。
鳩ねぇもブラコンに関しては負けていません。
弟溺愛型でありながら、過去の姉しよシリーズでは見られなかったタイプのおねえちゃん。
(一人しか姉が登場しない場合、姉しよのように性格をデフォルメしたヒロインは使いづらかったのでしょうが)
無闇な溺愛ではなく、健全なレベル(もちろん当連基準で)での愛し方で、くどさは全くなし。
弟には甘いが、反面他の人に対してはちらちらっと黒いところが見え隠れしたような気が。
この辺りも含めて、鳩ねぇが本編ではどう立ち回ってくれるのか、注目の要素です。
以上のように、『きみある』を姉ゲーと見なしている貴弟なら、ぜひ押さえておきたい体験版になっています。
もはやこれは、鳩ねぇ体験版ですから!