2010年10月期の姉アニメチェック

『侵略！イカ娘』（テレビ東京／テレビ愛知／テレビ大阪）

イカ娘アニメ化、待っていたでゲソ！
新番組の中で最も楽しみにしていた姉アニメ。
なんたって、主役がお姉ちゃん２人＋１人に弟クンですから。

人類征服のため海からやって来たイカ娘ちゃん。
最初の侵略拠点として目を付けた海の家・れもんすら攻略できず、逆に海の家で働かされてしまう日常を描いた、日常ゆる系侵略記。

まあ、ぶっちゃけケロロ軍曹と似た設定ですが、居候先には２人のお姉ちゃんを持つ弟クンがいて、彼はイカ娘ちゃんよりも年下なもんだからイカ娘ちゃん自身もお姉ちゃんになるという大変美味しい設定。

侵略！イカ娘：栄子姉ちゃん
ケロロでいうところの夏美姉ちゃんにあたり、中心的な存在の相沢栄子お姉ちゃんはイカ娘ちゃんの監視役であり、ツッコミ役。やや強気な性格と面倒見の良い性格の持ち主。

侵略！イカ娘：千鶴お姉ちゃん
長女の千鶴お姉ちゃんは、普段の見た目や言動はおっとり天然タイプで、温和な性格の持ち主。しかし、一旦怒らせると顔は笑っていても相当怖く、家族に危害を加える相手には、秘めたる戦闘能力を発揮する相沢家の最終決戦兵器。「千鶴」の名前に反応してしまう大きな弟クンには、その期待に応えられるものと思います。

相沢家の末っ子・たける君は元気な小学３年生。お姉ちゃん２人に育てられている勝ち組。子供ながら姉や友人達への気配りができる子。イカ娘ちゃんはたける君より年上ということで、「イカ姉ちゃん」と呼んで、良い遊び相手にしている。姉２人だけでも羨ましい生活なのに、さらに人外お姉ちゃんまで手に入れる羨ましい奴である。

ブラコン、シスコン要素とは無縁の作品ですが、変に狙った姉弟設定ではなく安心して見られる姉アニメ。

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『えむえむっ！』（AT-X／チバテレビ他U局系／Web配信アニメワン・ShowTime）

全姉連・マゾ派系の弟クン達待望の『えむえむっ！』アニメ、始まるよ～！
姉属性男子の約7割はM派です。
アンケート、聞き取り調査等で、この事実はほぼ間違いないと確信しております。

と言いながらも、『えむえむっ！』の姉要素と主人公のM気質はあまり関係ないのです。
主人公・砂戸太郎には、どうしようもないブラコンお姉ちゃんと、救いようのない親バカのお母さん持ち。
姉の名前は、砂戸静香お姉ちゃん。
CVの阿澄佳奈さんには失礼な話かも知れませんが、どうして河原木志穂さんにしてくれなかったのかと問いたいくらいのブラコンお姉ちゃん。
今までのスーパー弟タイムレベルのことは全てやっていそうなお姉ちゃんですから！
その溺愛っぷりと来たら、ラノベ界でもトップクラス間違いなし。
『えむえむっ！』の話の中心は、ドM体質の主人公を更生させる様子なのに、静香お姉ちゃんのブラコンが炸裂する章はまるで別作品。
松野秋鳴先生は姉ノベル能力が相当高いと作家とお見受けします。

あ、ちなみにお姉ちゃんはＳではありません。甘甘です。

同じく太郎激ラブで、静香お姉ちゃんとライバル関係にあるのは、実母・砂戸智子ママ（CV：大原さやか）。
このママンは本当に危ない。太郎好き好きオーラが出過ぎ。
一応全年齢向けのラノベなので踏みとどまっていますが、うっかりすると息子を押し倒しかねない、そんなママン。
実の娘（静香姉）と、太郎を巡ってガチ三角関係になる大人げない一面すら。

作品は、学校の第二ボランティア部が主な舞台になるため、姉＆ママは準レギュラーにとどまるのは致し方ないところ。
でも、家庭内三角関係も『えむえむっ！』の柱の一つなので、何度かは美味しい回もあるはず。
期待して待ちましょう。じらされるのもプレイのうち。

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『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-』（U局系／AT-X／Web配信アニメワン）

個人的にロボット物はそれほど食指が動かないので、このスパロボアニメもスルーの予定だったんですが、「OG」は姉さん女房型のカップルがいたのを思い出し、見る気満々。

エクセレン・ブロウニングおねーさん（CV：水谷優子）は23歳。（PS2版の紹介はこちら）
キョウスケ・ナンブ（CV：森川智之）は22歳。（PS2版での紹介はこちら）
キョウスケはエクセレンおねーさんのことを空気のように素っ気なく扱って、それが彼女には不満の種。
しかし、仲の良い姉弟ってそういうトコありますよね。
いつもそばにいるのが普通だったりとか、異性として強く意識していなかったりとか。
下手に恋愛関係を持ち出されるよりは、さっぱりした付き合い（でも、本心では好き合っている）の方が姉弟っぽくていいんじゃないでしょうか！？

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『ヨスガノソラ』（AT-X／BS11／TOKYO MX）