2007年12月29日

コミックマーケット73のスーパー弟タイム

『お姉ちゃんに命令されて眠れないCD』

『ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD』
発売記念トークショーに参加してきました。

もはや総裁にとって崇拝の対象と言っていい、伊藤静お姉様と河原木志穂お姉さんがお二人で登場するこのトークショー。
この企画の仕掛け人は神。
参加に至る経緯も幸運に幸運が重なったんですが、それはさておき。

トークショーは、企業ブースの中に席が3席置かれ、その前で7~8m四方のスペースに100人が押し込まれてスタート。
静お姉様、この前はパシフィコ横浜の大ホールで数千人を前にイベントしてたんでしょ?
それが、客席と1m位しか離れていないようなちっちゃなブースで100人相手に30分の濃密トーク。
素晴らしい。
この企画の仕掛け人は神。
何を隠そうこの総裁、「生・伊藤静」お姉様をその目で見たのは今日が初めて。ついに静御前童貞を捨ててしまいました。これで私も晴れて「伊藤静は俺の姉」宣言ができます。
もちろん河原木姉さんもその目で拝むのは初めて。
一日で二度も姉声優童貞を捨てるとは、なんという弟ジゴロ!
うわ、この間近にいる人が、弟の後をつけ回したり、弟のパンツを履いちゃったりするお姉ちゃんなのか…とドキドキする小心者っぷり丸出しで見ていましたが。


さて、このお二人は今日が初対面なんだそうです。
…えっ?
意外と接点がなかったんですね。
ま、お二人がコンビで出ているような作品があったらチェックしていないわけがないのですが。


一応はCDの販促イベントなので、MCの大河内雅子さんがその関連を軸にしてお話が盛り上がります。

しかし、CDの一方は「姉CD」なわけで、そうしたら当然に天下のブラコン姉声優・河原木姉さんの独壇場になるわけでありまして!

「ところで、河原木さんはとてもブラコンなんだそうで…?」
と話を振られたところで、いよいよ姉モードに移行。
これか!スイッチが入るというのは!
誰一人口には出さずとも、客席の心は「スーパー弟タイム来た!」と一つに。
(以下、全て記憶に基づいているので、発言は不正確です。そういうニュアンス、程度で読んで下さい)


・弟が風邪を引いて寝込んだとき、アイスノンを山ほど用意して体中に貼り付けてあげて、治っていく様を写真で撮り続けた話。(子どもってそういう変なことするよね、みたいな空気が漂うも、「リアルで、最近」との河原木さんの告白は微妙にスルー)


・弟は姉に逆らえないって聞きますよね、の話題に河原木さん「うちの弟は逆らわないかなぁ、あ、でも、車で送ってと頼んでもイヤって言われた。逆らわれてるかも」と。


・弟と自転車の二人乗りしていている所をお巡りさんに止められて、ひしっと抱き合い「一人なんです!」とごまかしてみたがダメだったとの話を持ち出したとき(参考:カップル疑惑事件)、弟を後ろから覆い被さるようにした仕草を見て「(姉弟で抱き合ってるの?)」とツッコミを伊藤さんが入れたがっているように見えた。


・伊藤さんが、(姉CD内の)他のお姉ちゃんは弟のベッドに潜り込んでマッサージをする、というシチュエーションがあることを目にして「うわー、すごーい」と感嘆の声をあげたのに対し、河原木さんが「私、普通に弟の上で寝てますけど?」と返す。(参考:弟肉布団事件


・河原木さん「親戚にも言われます、あの二人は付き合ってるって」と告白したのに対し、伊藤さん・MCさんが少なくとも10cmは引いていた。


・いつから弟のことが好きになったの?との問いに「弟が生まれたときからです!」と即答。


・ブラコンネタが濃すぎて浮き気味だった河原木姉さんは、MCの女性も弟がいるお姉さんであることが分かるやいなや、“良かった~、同じ立場の人がいた~、マイ同志!”のような気分で(おそらく)、「わーっ、おたくの弟さんはどんな感じ?」と話しかけるも、「えーと、ただいる、ってだけですね。そこに弟がいるって感じで、何とも思わないかな」と冷え切った答えを返されて「(信じられない……)」と一瞬固まる。(参考:「弟いたら可愛くないわけないモン!」発言


・伊藤さんは兄と姉がいる末っ子妹、との話題に対し、兄弟姉妹は仲が良いのが常識である河原木さんは「仲が良いんですか?」と振り、「(河原木姉弟に比べ)特別仲が良いという程ではないけど、まあ良い方かな。でももう大人ですから、ベタベタはしないですよ~」と返され、今もバリバリ現役でべったべたの仲良し姉弟である河原木さんはこのトークショーで最大のショックを受けたようで、「ははっ、大人ですか…私も大人なんですけど…」と乾いた笑いを漏らす。


……とまあ、出るわ出るわ生スーパー弟タイム。
「河原木さんが弟の話を始めると、目が輝き出す」
というのは本当でした。


ヤンデレの話ももちろん出ます。
河原木さんが「ある作品で、もう一人の方がヤンデレだったので…」(会場爆笑)「私もやってみたいなぁって思ってて、ついにできた」との感想。
伊藤さんは「ヤンデレのヤンはヤンキーのヤンかと思っていた」「ヤンデレCDのジャケットが怖い」「わたし、ホラーみたいな怖いのはだめなんですよ~」と。
MCから「ヤンデレ、今ここでやってみてくださいよ」と振られて、“刺し殺しちゃう”みたいなセリフを読み上げようとするも、途中で噴き出してNG。姉CDの内容を流されたときも、自分の演じる声が目の前で流れるのはすっごく恥ずかしい、とあたふたするほど、非常に照れ屋な一面が見られたのでした。


姉CDに関して、伊藤さんはどんな弟さんをイメージして演じたんですか?の問いに、
「ひょろひょろっとして、一見イケメンだが、一歩踏み出せないタイプ」
だったとか。
自分は末っ子で、弟がいないから、弟がいたらどんな感じかなと想像しながら演じたとの答えがCD内のフリートークトラックでも聞かれるほど。
以前、まだ静さんのことをよく知らなかったときには、タマ姉やコトナさんの名演技はきっと彼女自身が姉だからに違いないと思っていたものでした。
自分が姉じゃないからこそ、「姉ってこういうものよね?」と典型的なイメージを持って演じて、それがゲーム/アニメ的お姉ちゃんらしさにつながったんじゃないかなぁ…などと勝手に推測。
いや、もともとの演技力に加え、姉「気質」がそうさせているんだと思いますが。

あと、こんな事も話していましたね、「フェロモン系のお姉さん」もやってみたい、と。
お、おお、おおお……


以上、こんな感じで約30分のイベントは進行しました。
後にも先にも、小弟にとってこんな最高の声優イベントは無い、ってくらいの感激に浸りつつ会場を後にしたのでした。